第22話 1回戦 ツルギの剣(つるぎ)
フロウ、シリス、ジーノらが楽勝、あるいは大苦戦を制して勝ち上がって一日。
会場はまた満員となった。
今日の試合予定
ツルギ VS ギルヴェック
マッドメア VS グレイヴ
クリア VS レギオン
まず初戦はツルギVSギルヴェックからでござる。
見学席
「さぁ、どちらに軍パイがあがるのでしょうかぁ!?この試合の実況はこのアルティメット・チャオ・ブルーイがさせていただきます!そして
「黙れ」
ブルーイの勢いをフロウが抑える。
「どっちが勝つかな?」
フェリルがフロウに顔を向ける。
「ツルギだろ」
フロウ即答。いま思えばフロウは返答が遅くなったことがない。恐ろしい。(ぉ
「俺を無視しないでくれ・・・」
ブルーイ、がっくりと地面に手をついた。
バトルフィールド
すでに二匹ともそこにいた。(はや
「さぁて・・・?いこうか・・・?そろそろいこうか・・・?いくのか・・・?いっていいのかぁ・・・!レディー・・・・・レディィィィィィィ・・・・!!!!」
長い。はやくやってほしいものだ。
「ゴオオオオオオオオオオォォォォォォォォ!!!!!・・・・・といったらスタートね♪」
ブチッ。
会場の皆さんがキレタw
空き缶、ビン、リング、雑誌、パソコン本体、剣などが投げつけられる。
ほとんど審判にあたる。
「ぐほっ!ぐわっ!わか・・・わかったわかった!GO!」
苦しみながらも叫ぶ。
ツルギは刀を抜く。いかにも剣使いらしい構えをする。その構えに会場の皆、ちょっとびびる。
「おぃ、あいつ構えにスキがねぇぞ」
「こりゃツルギの勝ちかな」
「ジーノは?」
「うわ~いかにも強そう・・・」
等、ひそひそ声がきこえる。(1つ関係ナシ
「ツルギ・・・剣の使い手か!かかってこい!」
ギルヴェックはMATO○IXのネオのマネをする。
ツルギは目を閉じる。精神を集中させているのだ。
「では・・・」
ツルギはちむちむギルヴェックのほうに歩み寄る。
「しゃぁ!」
次のしゅんかん、いきなりギルヴェックの目の前にツルギは現れ、刀をきれいに振る。
しかしギルヴェックもブロックを勝ち抜いてきた達人。それを避け、パタパタ宙を舞う。
「いくぞ?エアジャベリン!」
ギルヴェックも反撃をする。自分の手から槍が飛び出し、あらんかぎりの力でツルギに投げつける。
「・・・ムンッ!」
ツルギは目を閉じ、そのまま刀を振りおろした。
見事に当たり、槍が真っ二つに だんばっ ときれた。
「NO!」
ギルヴェック、何故か英語・・・とそんなこと思っているうちにツルギに刀をつきつけられる。
「はい降参しましょ~」
ツルギが楽しそうな声でいう。
「そうしよ~」
ギルヴェック、楽しそうなのかわからないが賛成。
「な、なんと!ツルギ選手の恐ろしく、ありえな~~~~~い力でギルヴェック選手敗退!ツルギ選手は2回戦進出だああああ!!!!」
審判、剣などがささりながらもテンションは高い。
ツルギ 2回戦進出