第15話 クロフォード編 過去
皆部屋に戻っているとき、クロフォードは会場のあらゆるところを歩いていた。
クロフォードはブルーイと似ている過去を持っていた。
自分がやっと覚えてるぐらいで父と母の顔を思い出せるぐらいなのだ。
後は盗賊の侵略により二匹とも命を落としたといわれている。
その盗賊の名前は『ムーンサン』・・・
その侵略してきたリーダーの名前をクロフォードは覚えている。
レギオン・・・右腕が完全な太いカギ爪となっていて、完全なダークチャオ。そいつが決勝トーナメントにいた(前回を見てね!)
いつの間にかクロフォードは立ち止まっていた。
クロフォードが我にかえった瞬間、背中に殺気を感じた。
ふりかえる間もなく、クロフォードは体を”何か”で貫かれ、その場に倒れた。
だがクロフォードは気を失っていなかった。ばっと後ろを見る。
そこには体が白く、右腕がカギ爪でできている姿のチャオがいた。
「お前・・・」
クロフォードは歯をくいしばりながらもダークチャオをにらみつけた。
「久々ダナ。故郷ヲ捨テニゲタオロカモノメ」
読みにくい。が、こういう設定である(ぉい
「レギ・・・オン・・・ぐっ・・」
やっとの事で声をだすも、あらゆるところから血がたらたらと流れる。
「トーナメントデ戦オウジャナイカ。マケイヌ」
レギオンは笑みを浮かべ、クロフォードに背を向けた。
「ぐっ・・・はぁ・・・お前っ・・・」
次の瞬間レギオンは再びクロフォードのほうに体をむけ、カギ爪を振り下ろしてきた。
「ナンテイウトオモッタカ。シネ!」
レギオンが機械的な声で笑う。
「くっ・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
クロフォードの体が光り、何かが起こった。
クロフォードはもう気を失っていた。
だが・・・傷口は消えていた・・・
続く