3+α
「・・・ふう、ヤゴさん、夢オチにはさせないチャオよ。ねぇダーカ。」
「ヒーカ。俺はダークカオスチャオと言うんだ。変な短縮使うなよ。
それにしても何だ?なんであの男にあの女やら子どもを助けさせたんだ?」
「いや、実は11時59分頃に願いの届けがあったチャオ。」
「で?」
「それがね、ヤゴさんの担当した高校生だったチャオ。
で、願いは『自分をまた新たな恋に導いてくれたあの人を幸せに』だって。」
「はぁ、何とも正直な高校生をあの男に請け負わせたモノだな。ヒーカ。」
「ま、最初からハッピーエンド狙いだったチャオ。あの男は生き様がかっこいいチャオ。」
「で、俺に運命のループを請け負わせといて、のんきに小説かいていたんだな。
本当はこんな話にしておいて小説のネタをつくっていただけなんだろーが。」
ヒーカはダーカに対して、てへっと笑ってその文句を返した。
もちろんその後殴られたのは言うまでもない。
終わり。