story 26 VSチビッチャ
「さぁ、今戦いがスタートしました!グレート・センテニアでの準決勝1『チームブレイカーVSチームでっこぼこ』!!!どんな戦いを見せてくれるのか!」
観客がうるさくなってきた。
ハーブはチビッチャの足元に2発魔法をぶち込んだ
「・・・これはどういうつもりだっち?」
チビッチャがのんびりした口調で質問した。
「わかるでしょ?宣戦布告よ」
ハーブは微笑んだ
「なるほどね・・・やってやるっち!」
チームブレイカー ハーブ VS チビッチャ チームでっこぼこ
開始早々、チビッチャは連続技を繰り出してきた。
「いくだっちよ、僕に勝つにはまずこれをダメージ受けないで止めるか避けるか打ち破ってみろおお!!!V・G・E45!!」
チビッチャは剣をめちゃめちゃに振り回している。いや、ちゃんと正確に振っていた。V、G、Eの文字が大量に出現して、ハーブに向かって放ってきた。
「甘いわよ。メテオ!!!」
ハーブは火の弾で文字をつきやぶる。だが残るものもある。
「くっ!ツイン・マジック!!!」
2つ一緒にでる魔法も何発か撃つが、やはり残る。
ハーブは微笑んだ
「これでいいのよ・・・私がこれやぶれば、私の圧勝だもん・・・」
ハーブは自慢の素早さで全ての文字魔法を避けた。
「やるっちね。互角に闘えるのがそれこそ面白いっちゃ」
チビッチャがうれしそうに飛び跳ねる。
「そうね・・・簡単に終わっちゃったら、見てる人に悪いからね・・・長引かせて頂戴!!!」
「む・・・わからないっちよ。」
そして二匹同時に叫んだ。
「勝負!!」
ハーブはいくらか魔法の弾をだしたり、、魔法の銃で、チビッチャを狙い打つ。
その弾をチビッチャは剣を振り回し、どんどん消していく。
「ずっとはじいていられるかしら?」
ハーブはニヤリと笑った。
「うん。V7X!!!」
チビッチャは己の手から下を向いてる、大きなツノをだし、ハーブの頭上ではなく、直線に放った。どんどん魔法は破壊されていく。
結局はハーブはそれをよけることになった。
「はっ!!」
掛け声と共に、チビッチャのツノをよける。
「ツイン・マジ
「アークバインド!!!」
一瞬だった。魔法を放とうとするハーブの体に、電気の輪ができて、動けなくさせられてしまった。
「え・・・?し、しまった・・」
「終わりだっち!!!TBFNS(チビフィニッシュ)!!!」
ものすごいエネルギーでチビッチャがハーブに迫る。
そしてハーブはその攻撃をうけた。
「ぐ・・・・きゃああぁぁ!!!」
ハーブは後ろに吹っ飛ばされ、固い地面に叩きつけられた。
ハーブは痛みを抑えながらも立ち上がり、静かにチビッチャに向けて言った。
「・・・わざと・・威力を弱めたわね・・・」
「気づいたっちゃ?観察力のいい♀チャオさんだっち」
チビッチャはオモシロそうだ。
「長引かせるためなの・・・?」
ハーブはさらに質問する。
「そうだっち。ここで終わるとつまらないっち。まだ2分しかたってないっちゃよ。僕はこういうの好きだっち」
「・・・うっ」
ハーブは一番ダメージが大きかった、右肩を抑える。
「大丈夫っち?降参してもいいんだっちよ?」
チビッチャが心配そうに、だがイジワルそうに、ハーブを見続ける。
「ありがとう・・・でも結構よ・・・全力でおいで!!」
ハーブは傷む右肩から左腕をはなし、構えた。
「その言葉、忘れないっちよ・・・○-(・▽・)-○ 覚悟するっちゃ!」
続く