story18 ギ・エン

チームアブソリュートの一員 ギ・エン は、チームムーンライトVSチームレグズの試合を見ていた。

試合はレグスが攻めてるように見えたが、モンが一匹をしとめた後、簡単に他の2匹をしとめて、勝負がついた。

ギ・エン「やはり・・・あいつらか」

ギ・エンは席から立ち、選手控え室のほうへ向かった。

―選手控え室―

そこにはチャロンとエルがまだいた。モンは早々と部屋へ戻っていったみたいだ。

ドアが開く。そして2匹がそっちを見た。
訪問者はギ・エンだった。

エル「あら、ギ・エン。準決勝ではよろしくね」

エルがにっこりして喋りかけてくる。

チャロン「いい試合をしよう!」
チャロンもなれなれしい。

ギ・エンは無口のため、あんまりしゃべらない。表情も変えずに返事をした

ギ・エン「・・・用心しておけ」

エル&チャロン「・・・え?」

ギ・エン「お前達も知ってると思うが・・・例のチャオだ」

例のチャオとはあの5匹のダークチャオの事である。

エル「ええ・・・あいつら、動いてるわよ」

チャロン「俺たちその1匹と闘ったから」
簡単に言う

ギ・エン「お前達3匹で1匹に苦戦か」

エル「うん、かなりの実力よ」

ギ・エン「・・・どちらにしろ気をつけたほうがよさそうだ・・・じゃあ俺は帰る」
何が用だかわからぬまま帰ろうとしてるのでチャロンがとめる

チャロン「待てよ、本当はお前、何が言いたかったんだ?」

そういうとギ・エンはふりむかずに「ふっ」といった

ギ・エン「はっきり言う。『よろしく』だ」
そうするとドアを開けて、出て行った

そして数分後、人気のない場所でギ・エンは刀を構えていた。

深緑のマントをつけてる謎のチャオと遭遇して、襲い掛かってきたのだ。

ギ・エン「厄介な所で出てきてくれたな」

深緑マント「ふふ♪やっぱり僕はどうしても厄介って言われちゃうか」

コドモらしい。『僕』といっている。だが、かなりの実力だろう

ギ・エン「・・・何が望みだ」

深緑マント「くすり、さぁね」
ギ・エン「とぼけるな」

普通なら怒るはずだが、まったく感情にださない

深緑マント「君は面白いチャオだね。いいよ・・・戦う事にしてみようか」

深緑マントは右手を突き出した。彼の手には5つ程度の刃物ブーメランが握られている。激しく固そうだ。

先に動いたのは深緑マントのチャオ。ブーメランをまったくちがうところに2つ投げる。そして左手を突き出す。左手にはサバイバルナイフが握られていた。

ギ・エン「・・・何をする気か・・・」
ギ・エンはすばやく刀を振り下ろし、深緑マントにせまる。

そのとき何かがギ・エンの顔をかすった。さっきなげたブーメランである。2つがまるで遊んでるように激しく空中をまわっている。

ブーメランに気を取られてるうちに、相手が目の前まできていた。

相手がナイフを突いてきた。ギ・エンは刀を横にして受け止める。

ギ・エン「・・・お前の名前は?」

ウィズ「ああ、紹介してなかったね。僕はウィズ。マントで見えないと思うけど・・・ダークヒコウチャオだよ。」

そういうとブーメランを1つ後ろになげた。

ギ・エンはもう受け止めていられなかった。
3つのブーメランが彼を襲う。

ギ・エン「なかなかの腕だな。俊真・居合斬!!!」

ギ・エンは素早い居合い斬りをくりだし、ブーメランを破壊した・・・なのだが、ブーメランは復活し、ウィズの手に戻った。

彼の後ろからばたばたと足音が聞こえてきた。

ウィズ「・・・エルさん達が来たね・・・もうこれ以上遊んでられない・・・じゃあね・・・ギ・エン君・・・」

ウィズはものすごいスピードで空を飛び、あっという間にいなくなった。

ギ・エンは刀をしまった。そこでエル達がキタ

エル「どうしたの?ギ・エン。顔から
ギ・エン「・・例のチャオの一匹と戦ったからだ・・・」
ギ・エンは落ち着いた口調で話した
続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第123号
ページ番号
21 / 31
この作品について
タイトル
Magic Sword Legend
作者
ブラックス(T・K,クリムゾル)
初回掲載
週刊チャオ第90号
最終掲載
週刊チャオ第132号
連載期間
約9ヵ月22日