story12 番外:ガイアの過去
チームストライクが失格になり、ガイアは病室で横になっていた。隣ではウィンがす~す~眠っている。チャザードはチャヒチと話があるからといって、でていってしまった。
ガイアは自分の無力を憎んでいた。
もっと力があれば・・・チャオガーデンの一部は救われたかもしれない・・・
ガイアの過去
チャオガーデン・・・
ガイアはいつものように槍を使いこなす訓練をしていた。
二匹のチャオとともに・・・
ガギィィィィィィン!!!!
ものすごい音がなり、剣がはじきとんだ。そして地面にささる。
友チャオA「くそ、やっぱりガイアにはかなわないな。」
剣で勝負を挑んだチャオが悔しそうに言う。
ガイア「そんなことないさ。いつかは追いつくと思うな。俺は。」
ガイアはチャオガーデンでの3番目ぐらいに強い戦士だった。
ニックネーム『究極の槍竜』
友チャオB「ガイアも強くなったよね。前は私にこてんぱんにされたのに。」
♀のチャオが言う。
ガイア「貴方を越すためにもいつも訓練してたんで。いつか抜いて見せますよ。」
そのチャオガーデンにプロトカオス軍が攻めてきて、ほとんどのチャオはどんどん倒れていった。
ガイアはこの戦闘で家族を失った。
50体ぐらいのプロトカオスを倒したのは、ぼろぼろになりながらも闘った、ガイアだけだった。
ガイアはいつも練習してる、友達チャオを探した。
プロトカオス「覚悟・・・」
ガイア「ちぃ・・・うぉおお!!!!」
ガイアは槍を棒のようにあやつり、プロトカオスを粉砕。そして友達を発見した。
友達チャオAは、20匹のカオスを倒し、砂浜に倒れていた。胸には剣がささっている。
ガイアはしばらくそこでぼぉっとたっていた。目の前の光景が信じられなかった。自分があんなプロトカオスに苦戦してなかったらこのチャオは助かったかもしれない・・・
まだ♀チャオが見つかっていない。ガイアは動かない友達から離れ、もう一匹の友達を探しに行った。
♀チャオは重症を負っていたが、生きていた。しばらくはガイアが守り抜いていた。
だがプロトカオスの主力・アルティメットカオスとの戦い・・・
♀チャオ「ガイア!!!こいつには勝てっこない!逃げて。」
ガイア「貴方をおいていけるかってんだ!!!!」
ガイアはただ一匹、アルティメットカオスに立ち向かっていった。
そしてガイアは一撃を喰らい、地面にどっと倒れた。♀チャオが悲鳴をあげるのが聞こえる。
♀チャオ「ガイア!!!はやく・・逃げて!!!・・・・・・!!!!!」
その♀チャオはアルティメットカオスの攻撃により地面に倒れた。
ガイア「!!!!!!・・・エ・・・ル・・・」
ガイアは意識を失いつつあるが、最後の力をふりしぼり、怒涛の一発をぶつけた。
ガイア「クラッシュランドストライク!!!!!!!!!!!!」
ここでガイアとアルティメットカオスは相打ちした。
しかしプロトカオスは破壊をつづけ、結局チャオガーデンは救われなかった。
ガイアは夢からさめた。ウィンはまだ寝てるが。
ガイア「そうか・・・俺は仲間を守れなかったんだな・・・ここにいるウィンも・・・エル・・・俺の師匠だったな。だが・・・アイツの名前がこの大会にあった・・・エル・・アイツは生きていたのか・・・?まぁ・・・・後で考えればいいか・・・ウィン・・・・チャザード・・・お前達が俺を助けてくれた事・・・感謝するぜ・・」
ガイアはまた眠りに落ちた。
寝てるふりをしているウィンがガイアのほうを向き笑った。
ウィン「君はもう・・・無力じゃないと思うけどねぇ・・・あ・・」
ガシャアアアアアン!!!!
ウィンがバランスを崩し、ベッドから落ちてしまった。
続く