第九話
ファンタジア・チャオ・ファイティング 第九話 戦場と言う名の場所で。
そらは晴天。雲は一つもない。
サバイバルゲーム二日目の始まり・・・。
サクラ達三匹は早速戦場復帰といったところだろうか。
敵を探し、どんどん歩いていく。
その時、ナイトは・・・。
ナイト「口ほどにもない。」
倒れているチャオ「くっ・・・。」
ナイトはもう既に戦っていたようだ。
とはいえ、まだ8匹ほどに囲まれている。
いったい、どういう神経をしているのだろうか。
いくら強いとはいえ、こんな軍団に一人で刃向かおうとは・・・。
まぁ、どうせこの程度の相手なら、全滅させるのも朝飯前なのだろうが・・・。
場所は変わり、大広場・・・
赤チャオ「クロウサンダー!」
赤いチャオが、相手に向かってそう叫んでいる。
しかし何も起こらない。失敗したのだろうか?
相手チャオ1「何も起こらないじゃん。」
そういいながら、剣を構え赤チャオに向かう!
後5メートルといったところで、いきなり轟音があがった!!
それと同時に相手に向かって、爪のような電撃が襲い掛かる!!
相手チャオ1「うわぁぁ!!」
切り裂かれたような傷と、焼け焦げた跡。
かなり強力な技だ。相手チャオも一発で倒れている。
薄緑チャオ「ツインマジック!!」
赤チャオの後ろで戦っていたチャオが叫ぶ。
すると、握り合わされた両手が光り始める。
両手を開くと、衝撃波が相手へと飛んだ!
相手チャオ2「マジックバリア。」
相手チャオは、魔法のバリアを張りその攻撃を防いだ。
しかし、薄緑のチャオは何も動揺せず続けざまに次の魔法を放った。
薄緑チャオ「シールドブレイク!」
薄緑チャオが相手のバリアに片手を付け、呪文を唱えた。
すると、バリアが音を立てて壊れる。
相手チャオ2「くっ!」
薄緑チャオ「終わりね!メテオ!!」
薄緑チャオが放った魔力が具現化され、
炎をまとった岩の塊となり、相手チャオに襲い掛かる!!
相手チャオはまともに受け、気絶した。
赤チャオ「よーし、次いこっか!」
薄緑チャオ「ええ。」
二匹のチャオは森に向かい歩き出した・・・。
・・・続く