魔法
魔法。
炎を出したりするようなものが一般的なイメージだろうか。
爆発を起こしたりすればさぞかしインパクトのあるものとなるだろう。
さて、この魔法はどのようにして起こされるのか?
それは人類にとって扱える技法なのか?
それらは解決されない謎として未だに残っている。
ゆえに魔法はその非現実性から魔法と呼ばれ、そして憧れや畏怖の対象となっている。
ここでの魔法も非現実的である面では同じである。
当然向けられる感情も等しく大きい。
ただし、炎を出したりするようなことはできない。
端的に言ってしまえばインパクトに欠けるものである。
では、この世界での魔法はどのような効果をもたらすのか。
もっともよく使われる効果として、肉体の破壊が挙げられる。
しかし、実際に肉体が破壊されるわけではない。
魔法の効果により、そうなったと人間は認識するのである。
つまりこの世界の魔法とは、他人に幻覚、錯覚を引き起こすものなのである。