2章 52話 後編
勇者のジュエチャ2章52話 敵の増加(後)
ジュエチャ「ふぅ・・・出口か」
兵士「た、大変で・・・す!」
傷だらけの兵士が追ってきた。
テール「どうしました!?」
兵士「貴方達が去ってから・・・て・・・き・・・が・・・」
ジュエチャ「何!?」
ヴェルス「今はどうなっているんだ!!」
兵士「そ・・・・は・・・まど・・・んが・・・対抗してい・・・す」
兵士は力尽きた。
テール「急がないと!!」
~~そして~~
ジュエチャ「くっ・・・間に合わなかったか・・・・」
テール「いや、まだ・・・」
まだ敵が一人いた。そのチャオは女王に攻撃をしようとしている。
テール「やぁぁぁぁぁ!!」
テールは身軽にジャンプし、攻撃を防いだ。
シャドーチー「くっ・・・やるな」
そのチャオの正体はシャドーチーだった。
ジュエチャ「お前を、この手で倒したことはなかったな・・・」
シャドーチーはやられる前にいつも撤退をしているのだ。
シャドーチー「甘いな・・・伝説の武器は全て封印された・・・お前は頼れる武器がないのだよっ!」
ジュエチャ「それはどうかな?」
ジュエチャは新しい剣を抜いた。
シャドーチー「ほぅ・・・」
シャドーチーはその剣を観察している。
シャドーチー「・・・(きっとあの剣は、名刀だな、輝きが違う)・・・」
ジュエチャ「いくぜ!」
ジュエチャが剣を振る。それをシャドーチーが鎖鎌で受ける。
シャドーチー「グッ・・・(細いのに重みがあるな・・・素材はなんだ?俺も使いたい)」
シャドーチーの頭の中は強くなった鎖鎌でいっぱいになった!!
シャドーチー「強くなった鎖鎌の力受けてみろぉぉぉ!!」
シャドーチーは暴走した!!
ジュエチャ「嘘はつくな」
シャドーチー「あ」
シャドーチーは我に返った!
ジュエチャ「くらえっ!」
ジュエチャは後ろに少しジャンプし、勢いよくシャドーチーに向かって斬りかかった。
シャドーチー「ぐあっ!」
さらに背後から斬った。
シャドーチー「くっ・・・このままでは・・・」
シャドーチーは命からがら逃げた。
~~そして~~
チャコ「どう?モヤス先生」
もはや「モ」しか正しくない!!
モウシ「う~~む、まぁ命に別状はないと思う」
ジュエチャ「ここは・・・二つの部隊に別れるか」
ジュエチャが突然言った。
ヴェルス「つまり?」
ヴェルスが少し驚いたように言ったが、それほど驚いてはいないようだった。
ジュエチャ「つまり、テールと一緒にもう一人と合流してヒミリチャに行く部隊と女王の傷が治り次第ヒミリチャに行く部隊だ」
結果は テールルート:ジュエチャ、テール、チャコ、チャロード
直 行ルート:ヴェルス、チャッチャオ、モウシ
となった。
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