~第四十七話~
何も起こらなかった。
あたり一面静かだった。
確かにスイッチを押した、確かにスイッチを俺は押した。
何故だ!?なぜ何も起こらん!?
何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故だああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
ヴァルバドズは混乱して、そして絶命した。
ソニー「・・・・・どういうことなんだ?エリ、なんかしたのか?」
エリ「私はなにもしていないが・・・・・。」
???「僕がやっておいたよ。」
ソニーの背後から声がした。
振り向くと、扉の所にテルがいた。
ソニー「あ、テル。」
シャー「すっかり忘れてた・・・・・。」
テル「シャーがやってくれっていったんじゃん!しかも、いつの間にか幻闘術が復活してるし。」
テルは呆れたように言うと、ソニー達に近付いてきた。
ソニー「シャドー。テルに何やらせてたんだ?」
シャー「僕達の幻闘術が使えるようにしてくれるようにいったんだが・・・・・。まさか、あいつが普通に使わせてくるとは思わなかった。」
テル「それで深く調べていたら、爆弾らしき物を見つけたから、処理したってわけ。」
そして、テルはよそを見ると固まったかのように動かなくなった。
ソニーもそっちのほうを見ると、ナックーとロミーとユリカ、そしてミユキが倒れていた。
ソニー「あ!あいつら!」
ソニー達が、倒れてる四人に近づいて調べてみると・・・。
エリ「・・・・・寝てるな。」
シャー「ナックーも大丈夫のようだ・・・。」
ソニー「人騒がせな奴らめ・・・・・。」
ソニーもそこに座りこんでしまった。
結局、太陽は山の方に沈んでしまった。
仕方なくここで休むことになったのだが・・・・・。
ソニー「こいつどうするよ?」
こいつとは、ヴァルバドズの死体である。
とても苦しそうに、そして怒り狂った顔である。
ソニー「カオスチャオがここまでこんな表情出せるとは思わなかったぜ。」
エリ「私が一回下の方に持って行って墓を作ろう。」
ソニー「分かった・・・・・だが・・・こいつ生き返ったりしないよな?」
エリ「とどめをさすか・・・。」
エリは刀を取り出す。
ソニー「いややんなくていいから!エリ怖いから!」
エリ「わ、私は怖くなんかないぞ!いつも優しいではないか!」
ソニー「ぇー?」
ソニーは変な目でエリを見る。
エリ「うるさいッ!そんな目で見るな!!」
そしてエリはヴァルバドズの墓を作り戻って来た。
夜空には満月の月。
エリと初めてあった時も満月だった。
白く美しく光る月。
一年間特訓してた時もそうだった。
いつもエリ達と、夜空を見上げていた。
飽きはしなかった。
・・・・・でも、今日の夜空だけは何か特別なものを感じた。
そして俺達は、語り合うのであった。
いろんな事を・・・・・。