~第十一話~
テル「サンダーサーチ!」
シャー達三人と別れたソニー達は少し森に入った所にいた。
テル「ふぅ、これで敵のいる場所がわかるよ。」
エリ「何故分かるのだ?」
ソニー「テルの幻闘術は補助的なものが多いんだ。今のは雲から出る雷を使って、敵の位置を確認するというもの。」
エリ「へぇ、詳しいのだなソニーって。」
ソニー「教えて貰ったからなシャーに。」
テル「あれ?ソニー。なんでシャドーって呼ばないの?」
ソニー「気分しだいさ。」
エリ「ふ~ん。」
そして少し進んでいたら、テルが叫んだ。
テル「!ソニー前方150mあたりに敵が18人いるよ。」
ソニー「よし、木に登れ!」
三人ともいっせいに木に登った。その間何人かのチャオが通り過ぎていく。
ソニー「・・・行ったみたいだな。よし降りろ。」
三人とも一斉に降りた。
テル「結構沢山いたね。・・・というかエリさん木に登るの上手いね。」
エリ「こういうのは慣れているんだ。」
ソニー「(慣れている、ってどういう事だ?)」
疑問に思ったソニーだった。
その頃シャー達は・・・。
シャル「おい!誰か来たぞ!」
ナックー「おっしゃ!やるぜ!」
シャル「バカかお前!隠れるぞ!!」
ナックー「嫌だ~!俺は戦うんだ~!!」
シャー「バカも休み休み言え!ダークスピアぁ!!」
ナックーに漆黒の槍が突き刺さった。槍はやがて消えていく。
シャー「よし!」
シャル「よしっておい!こいつ大丈夫なのか!?」
シャー「大丈夫だろう。隠れるぞ。」
ナックー「うううぅぅぅ・・・。」
なんだかんだで二組とも辿りついたのである。敵の基地に・・・。