~第九話~
その後テントに戻ってシャー達に事情を話した。チャオスエメラルドを集めると言ったら封印する事も聞かずに暴れだしたが、すぐに抑える事が出来た。
ひとまずシャルのいる<チャオティックルーイン>に行く事にした。
1時間程度歩くと街に着いた。
エリ「うわぁ・・・。」
周りには多くのビルがある。チャオ達がたくさんいた。
ソニー「なんだ、ここ知らなかったのか。」
エリ「うん、だって私は・・・。」
シャー「私は・・・何だ?」
エリ「・・・なんでもない。」
テル「?」
ナックー「おい。シャルいたぜ。」
そこには、シャルが立っていた。
ナックー「よう、シャル!」
シャル「ナックー、来たか。」
テル「そういえばさ、ナックー。何でシャルの事知っているの?親しげに話しているけど。」
ナックー「ん、あぁ。俺とシャルはトレジャーハンター仲間なんだぜ。」
ソニー「・・・初耳なんだけど。」
ナックー「だって、お前達が来た時にあったから。」
テル「えっ!?それでこのなれなれしさ!?」
シャル「・・・・・・・・・・。」
ナックー「まぁ、そんなもんだぜ。」
ソニー「そんなものか?」
シャルは、エリを指差しながら言った。
シャル「おい。こいつが例のカオスか?」
ソニー「あぁ。エリっていうんだ。」
シャル「・・・・・した・・・・。」
ナックー「ん?どうしたんだ?」
シャル「・・・何でもない。」
エリ「初めまして、エリと言う。」
シャル「何でもない!!!」
エリ「ひっ・・・・・。」
シャー「おいシャル!落ち着け、どうした?」
シャル「!あ、あぁ・・・大丈夫だ・・・。」
しばしの沈黙・・・。
ナックー「で。場所は分かったのか?」
シャル「あ、あぁもちろん。ユリカは<迷いの森>にさらわれたらしい。まずそこに行って作戦をたてよう。」
テル「ユリカって?」
シャル「俺の妹だ。行くぞ。」
ソニー「あぁ・・・。」
<迷いの森>はチャオティックルーインの西の方角にある所だ。
歩いて5分かかる。
ソニーたちは迷いの森に向かって進みだした・・・。