~第六話~
やがて光は消え、そこにはヒーローのカオスが倒れていた。
ヒーカ「逃げ、ない、と・・・。も、っと、遠、くへ・・・。」
ソニー「シャー!助けるぞ!」
シャー「まて、誰か来る!」
二人は草むらに隠れた。すると三人のダークチャオが来た。
ダーク1「やっと見つけたぜ。」
ダーク2「さっさと連れて行くぞ。」
ヒーカ「誰か・・・助け、て・・・。」
三人のチャオがヒーカの近づいた時、疾風が吹いた。
ダーク1「な、なんだ!?」
そしてヒーカの前に、疾風の中から現れた!
ソニー「ハリネズミのチャオ・・・ソニー登場!」
シャー「究極のチャオ・・・・・・シャーのおでましだ。」
ヒーカ「?お前、達は?」
ソニー「今紹介した通りさ。さ~てこいつらを片付けないとな。」
ダーク2「・・・おい、こいつら誰だ?」
ダーク1「知るか。」
ダーク3「まぁ、ただのチャオだろ。さっさと消すぞ。」
一人のチャオの手から氷が出現した。
シャー「何?」
ダーク3「こいつはな、<幻闘術>っていうんだぜ。今ならまだ逃げられるぜ。この無能どもが。」
そのチャオにあわせてみんな笑い出した。しかし・・・、
ソニー「知ってるよ。んな事。」
笑いは止まった。
ダーク3「何?」
ソニー「<幻闘術>とは、火、氷、雷、風、光、闇の6つの自然現象を利用した戦闘術。取得するには数々の訓練が必要・・・。」
シャー「人間ではこの力を利用する奴は少ない。そんな事してる場合じゃないからな。人間と一緒にいるチャオはこの存在を知らない・・・。だから、どのチャオの森の奴ら位しか覚えないんだ。」
しばらくの間、沈黙に包まれる・・・。
ダーク1「・・・なるほどただものではないらしいな。」
ソニー「でもお前らは<幻闘薬>を使用しているな?」
ダーク2「!?」
シャー「憲法に違反している麻薬。幻闘術を使えるようになるが、体に大きな負担がある・・・。」
ヒーカ「お前、達・・・、もしか、して幻、闘術、を・・・。」
その瞬間、ソニーの拳に風が舞う。
ソニー「使えるぜ。麻薬なしでな。」
ダーク1「じゃぁ、お前の相手は俺だ。」
そのチャオは刀を取り出した。そしてその刀に電撃がつたわる。
ソニー「刀を使った雷の幻闘術か。いちいち相性が合わない奴と戦うのか。」
相性とは、火と氷、雷と風、光と闇は相対している相性である事である。
シャー「それじゃ、僕も・・・。」
シャーは銃を取り出している。黒の闇が渦巻く。
ダーク2「お前の相手は俺だ。」
そのチャオの杖から光が輝く。
ソニー「殺していいか、シャー?」
シャー「・・・あぁ、これで殺しても相手が幸せだったら転生するはずだからな。」
二人は声を合わせて言った。
ソニー、シャー「せいぜいがんばるんだな!」