~第二話~
三人は北の山に向かって進んでいた。
ソニー「そういえば、北の山の近くにナックーがいたよな。」
テル 「うん。少しナックーの家によってみようか。」
シャー「フッフッフッ・・・。」
その隣でシャーが笑っている。
ソニー「何笑ってるんだシャドー?」
シャー「なんでもない、行くぞ。」
そしてナックーの家に着いた。なんだか騒がしい音がする。
ソニー「なんか・・・やな予感・・・。」
テル「でも行ってみよう。ソ・・」
言っている途中でナックーの家から誰か出てきた。ナックルズ系チャオだ。
ソニー「あっ、ナックー・・・。」
ナックー「あっ、おいソニー!俺のだいじなチャスターエメラルドしらないか!?」
チャスターエメラルド・・・。それはチャオスエメラルドという七つのエメラルドの暴走を抑える役目のあるエメラルドだ。
シャー「・・・それならソニーが持っているぞ。」
ソニー「Why!?俺はもっていない・・・」
ナックー「お前だったのか、ソニー!!」
ナックーはソニーに向かっていきなり殴りかかってきた。ソニーはそれを左にかわす。
ソニー「ちょっ、シャドー!!」
シャー「せいぜい、がんばって僕を楽しましてくれ。」
ソニー「テル!助けてくれ!」
テルはナックーの家の前で誰かとしゃべっている。
ソニー「ちょっと!ナックー!!」
ナックー「も・ん・ど・う・む・よ・う!!」
ソニー「お前ら、それでも仲間かあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
かわしながら叫んでいるソニーに一発。拳が当たった。ソニーが二メートル位後ろに吹き飛ぶ。
ソニー「がっ!!」
ナックー「とどめだ!」
その瞬間ソニーの体が消えナックーの周りに竜巻ができる。
ナックー「うお!!」
ソニー「俺はこっちだぜ。ショリャァァ!」
ソニーはナックーの後ろに現れ、そこからナックーに蹴りを入れる。
ナックー「ぐはぁ!」
ナックーの体が宙に浮く。地面に落ちる瞬間、ナックーは受け身を取る。
ナックー「・・・どうやら本気を出さなきゃいけないようだな。」
ソニー「あぁ。そのようだな・・・。」
二人の拳に、ソニーには膨大な風が、ナックーには灼熱の炎がやどる。
シャー「!おいお前ら!!<幻闘術>を使うな!!」
しかしシャーの声は二人に聞こえていない。
ソニー「いくぜ!」
ナックー「あぁ!」
ソニー、ナックー「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお!!」
二人の拳が交わる刹那、
・・・・白い感電の雷が二つの拳を阻んだ・・・。