~第一話~
今夜が最後かもしれない・・・そう思って、
俺は今までの事を思い出して、あいつと語り合った。
・・・あいつは笑っていた。夜空の下で。
そしてあいつは・・・・・・・・・・・・・。
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???「カオスチャオ!?」
???「そうだよソニー。昨日僕、カオスチャオを見たんだよ!」
ソニーと呼ばれたソニック系チャオは、興味深そうに聞いている。
ソニー「へぇ。このチャオの森にもカオスなんかくるんだな。どこ
で見たんだテル?」
テルと呼ばれたテイルス系チャオは話しを続けた。
テル「えっと。ここから北の山の近くで見たんだチラッと。」
ソニー「OK。さっそく探しに行こうぜ!」
???「そいつはどうかな?」
テルの家の窓の外から声が聞こえた。そしてそこから、黒い影が現れた。
ソニー「シャドーじゃん!なにしに来たんだ?というか、テルの家よく知っていたな・・・。」
シャー「何度も言うが、僕の名はシャーだ。何故ドを付ける。」
シャーと呼ばれたシャドウ系チャオはため息をついて答えた。
ソニー「だって言いやすいじゃないか。ところで何のようだ?」
シャー「さっきの話だ。カオスは、ほぼこの森には存在しないという事だ。」
テル「どういう事?」
シャー「カオスチャオとはある条件でなる特殊変化系体だ。それと同時にその人間、主人と一緒に生きていくという事を、誓ったようなチャオでもある。このチャオの森に捨てるという人間はほぼいないだろう。」
テル「ふむふむ。」
シャー「仮に捨てる者がいたとしても、何十年間もいたカオスだ・・・、ショックで自殺してしまうだろう」
しばらくの間、沈黙が訪れそして、ソニーが口を開いた。
ソニー「お前の言いたい事は分かった・・・でも!」
シャー「それでも行くのだろう?お前の事だからな。・・・僕も少しは興味がある。一緒に行こう。」
ソニー「話が分かってるじゃないか。それじゃ行こうぜ、テル!シャドー!」
テル「うん!北の山に行ってみよう!」
三人はテルの家から飛び出し、北の山へ向かった・・・。