gillside~その2・破壊~

 トイが意識を取り戻したとき、また周りはがれきの山だった。またドラゴンに変身していたらしい。フィーサがいった。もっと自分を押さえろ、と。トイ達はまたキメラに乗ると南に進んだ。しばらく進むと、下に海が見えた。それからまたしばらく進むと、下に渦潮に囲まれた島が見えた。トイ達は其処に降り立った。
 そこには森があった。トイ達は、其処に建物を建ててすむことにした。
それからしばらくたった。

 トイは自分で自分の名前を決めた。ギル・ウイングだ。それでもまだ進化をしていなかった。
「何をいっているんだ、ギル。正気なのか?」
「私は正気です。私は人間を滅ぼします。ジャックル、止めたって無駄ですよ。私は一人ででも人間を滅ぼします。」
「落ち着け、ギル。一人だけで何ができるっていうんだ」
「落ち着いています。私の力を使えば、たぶん・・・・・」
「ギル、あれは使っちゃダメだ。・・・たぶんあれを使い続けると・・・死ぬ」
「そんなことは分かっています。それでも私は・・・人間を許すことはできない」
 ギルの言葉を聞いたジャックル(元フィーサ)は、ため息をつくといった。
「お前だけをむざむざ殺したくはない。『俺たち』で滅ぼそう」
「ジャックル・・・・ありがとう。でもなんと名乗るのですか?」
「そうだなあ・・・escape・・・escaperというのはどうだろう・・・?」
「どういう意味ですか?」
「脱出者、と言う意味だ(造語です)」


 ギル達は、人間を滅ぼすことを決意したのだった。

 しかし、どうやって滅ぼすかが問題だった。ギルの力を使えば、簡単に滅ぼすことができるのかもしれないが、それを使えばギルは死んでしまうかもしれないのだ。そんな危険な賭はできない。いや、ジャックルがさせない。ジャックルはそれをさせないために、ギルにリーダーの役目を課した。サブリーダーはジャックルだ。一番普通のチャオに近い姿をしていると思われるキルクル(元イート)が世界を回ってみた。そして、一つの報告をした。
 特別な力を持ったチャオ達がいること。そのチャオ達には、自分たちと同じ力を持ったチャオがいること。
 ギル達はそのチャオ達の力を借りることを決めたのだった。

………………………
モシカシタラカレラニモ

このページについて
掲載号
週刊チャオ第127号
ページ番号
5 / 14
この作品について
タイトル
usuallydays
作者
バロン
初回掲載
週刊チャオ第127号
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約29日