~アイン編~ 後編
アインはダッシュダッシュにボールを蹴る
ダッシュダッシュ 「速い!けど・・・僕が繋がなきゃ意味がない!」
ダッシュダッシュはボールを止めリグに向かって思い切り蹴る
しかしボールの方向が変化しゴウリキのところに行ってしまう
ゴウリキ DSP「もーらぃ・・」
しかしリグはボールの行き先を読んでいた
リグ 「キッカー!決めて!!!」
リグはキッカーの元にボールをパスする
キッカー (できるかな・・・?僕に?)
キッカーはプレッシャーを感じてしまい下を向いてしまった
このことに気づいたアインは
アイン 「自分を信じろ!」
と、キッカーに叫んだ
この声をきいたキッカーはボールを見つめた
キッカー 「うりりゃあああぁぁぁぁぁ!」
キッカーはゴールに向かいありったけの力でボールを蹴った
クワッチ 「は、速い!」
クワッチは横とびでボールを弾こうとしたがボールはもうゴールの中にあった
キッカー 「やった・・・僕にもできたんだ」
このチームワークをみたゴウゴウは
ゴウゴウ 「この試合・・・俺達の負けだ!コートは譲る」
この言葉にリグ達は本当の勝利を知った
リグ 「コートはいいよ。けどこれからはみんなでサッカーしようよ!」
ゴウゴウとリグは握手をした
挨拶が終わるとリグはずっと気になっていた事を言う
リグ 「あの~アインさん?」
アイン 「何?」
リグは少し黙ってしまったが
リグ 「僕、10年前に兄さんがいたんです。その兄さんがアインさんにすごく似ていて・・・」
キッカー 「僕もそう思うよ!リグの兄さん、サッカー好きで右目が赤かったんだよ!」
リグ 「兄さんは僕が1歳の時、ずば抜けた足の速さが評価され戦争に行ったんです。それからずっと会えなくなってしまって・・・」
アインは目をつぶり記憶を探っている
アイン 「!・・・もしかして、スピンか?スピンなのか!?」
キッカー 「リグが1歳の時の名前はスピンだったよな?」
リグはゆっくり頷く
アイン 「なんで名前を変えたんだ?スピン」
リグ 「よく分からないけど変えられたんだよ・・・GUNに」
リグの顔に一筋の涙が通った
アイン 「じゃあ、僕の最後に言った言葉・・・覚えてるか?」
リグ 「覚えてるよ・・・ぐすっ・・・待ってろよ。必ず戻ってくるからな・・・でしょ?」
アインは頷くとリグはアインに抱きついた
リグ 「やっと会えたんだね・・・ぐすっ・・・兄ちゃん!」
アイン 「リグ・・・待たせてゴメンな」
アインは優しくリグの頭を撫でた
続く