第七話 ~アイン編~
~ブラジル~
サッカーの試合練習をしているチャオがいる
ソニックチャオになりかけの中途半端なチャオだが
サッカーの腕前はプロ顔負けである
ゴールを入れられてもいつも笑顔のまま、アドバイスを優しくする
彼はみんなに好かれているようだ
試合が終わった後も・・・いつでも笑っている。
だが、心の中では泣いている
それは生き別れになった兄は今、どこに居るのだろうか
などの事である・・・
彼の部屋には兄と最後に撮った写真が大切に飾ってある
リグ NRR?「お兄ちゃん・・・いつになったら帰ってくるの?僕ずっと待ってるんだよ・・・もう10年も経つよ?」
写真に泣きながら語りかけるリグ・・・
涙をぬぐい、家のすぐ前のサッカーコートに出る
サッカーコートの少し離れたところに大きな大きな木がある
リグは掴むところなどない木をいとも簡単に登っていく
大きな大きな木の頂上にツリーハウスがある
兄と友達と一緒に作ったツリーハウス・・・
ツリーハウスに入り景色を眺める
そこに友達のチャオがやって来た
キッカー NRF「お~い、リグ!あのチームが殴りこみにきて試合挑んできたんだ!もし勝ったらコートはもらう、負けたらあのチームのコートを渡すって!」
リグ 「えぇ!またなの!・・・今メンバーはみんないるの?」
キッカー 「それが一匹いないんだ!どーしようか?」
2匹が慌てている頃・・・
・・・・大きな大きな木の上3000メートル
アイン 「え、パリじゃないの!?ここは・・・ジャングル・大きな川・・?って此処はブラジルだ~!」
アインはリュウケイよりなぜか早く落ちた
アイン 「うわああああぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ずしゃあああんん!
アインはツリーハウスのすぐ隣に落ちた
キッカー&リグ 「!?」
ツリーハウスから出たキッカーとリグ
リグ 「お~い大丈夫?」
キッカーは枝で倒れているアインを突く
アイン 「全然大丈夫!かばんもあるし・・・あと僕アインだよ」
リグ 「どのくらいから落ちてきたの?」
アイン 「え~と上空3000メートルくらいかな?」
キッカー&リグ (あんた凄いよ・・・)
キッカーはある事を思いつき、リグに小声で話す
キッカー 「リグ!このチャオにメンバーの変わりやってもらうってのはどうだ?」
リグ 「そうするしか方法はないね・・・なにか変わりにあげればいいし・・・」
ひそひそ話が終わるとアインに試合に出てくれないかとアインに話すアインは快くOKしてくれた
リグはツリーハウスの中にある引き出しからある物を取り出す
リグ 「前落ちてきたんだ。これでお願い!」
それはカオスグリーンエメラルドだった
リグ達は木を降りていったが
アインは100メートルくらいは余裕である木の上からやっほおおぉぉ!と言い飛び降りた
リグ&キッカー 「ええぇゑヱぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
アインは5回転して見事に着地!と思ったら
チャオを踏み潰しているようだ
ゴウゴウ DSS「ゴウゴウ様を踏み潰すとは何事だこの青髪ヤロウ!」
アインはこの言葉にムッとする。
ヒュルン回り着地する
アイン 「誰が青髪ヤロウだって?」
つり目になって少々怒っているようだ
ゴウゴウ 「やるか?甘ちゃん!」
ブヅッ!!!←何か太い物が切れる音
アイン 「死の襲撃!」
アインは体の3分の2が武器!左手がバズーカになのだ
ゴウゴウ 「ヒッ!!!」
ゴウゴウはギリギリで避けたが片方の羽が半分焼けた
リグ&キッカー 「す・・・凄い、凄すぎる」
二人とも武者震いをしている。
それは後ろの森が消えたから、そして山にも穴が開いている
ゴウゴウ 「ヴ~、サッカーで勝負だ!」
負け惜しみを言うゴウゴウ
アイン 「やれるもんならやってみな!口だけで弱いダークチャオめが!サッカー好きだし遊び程度でやってやる」
リグはある事に気づく
リグ (お兄ちゃんって確かサッカー好きだった・・・とても上手いし自分の事僕って言ってたし、右目が赤かった・・・もしかしてお兄ちゃんなのかもしれない!)
リグが兄か聞こうとしていた時アインとゴウゴウが戦っていた
キッカー 「アインさん強っ!」
実はゴウゴウこの辺りの極悪ガキ大将
大人でも勝てないくらい強いのだがアインの前ではそうは行かない・・・
アイン 「僕を怒らせたのが間違いだったね☆それにしても口のわりには弱すぎるなあ・・・」
アインはゴウゴウの攻撃を簡単に受け止め、隙を狙って軽くパンチを食らわせる
軽くといってもアインにとっての軽くで実際には10メートル先の木の葉が全て落ちるくらいの力である
もはやサッカー所ではないがアインはサッカーの約束を思い出し、ゴウゴウとの戦闘を辞める
アイン 「リグくんごめん!で、相手は?」
リグ&キッカー 「そこの倒れてるチャオのチームだよ。そうだ、僕達のチームメンバーとチーム名教えるよ!」
リグとキッかーは仲がいいのでよく言葉が合う
次回メンバー書きます 続く