指揮官校長編
とあるチャオ幼稚園に、一人の少年が来ました。
どうやらついさっき、チャオガーデンで寝ぼすけチャオを起こそうとして挫折した少年のようです。
「おじゃましまー・・・」
かちゃ、かちゃ。
・・・どうやらカギがかかっているようです。
「おかしいなぁ、「チャオ幼稚園は24時間営業です」とか変な看板が立ってたのに。」
・・・幼稚園は営業の場ですか;
しかし、さすがに手ぶらで帰るのも良くないと思った少年は、別の入り口(どこよ)から入りました。
「さて、校長先生に会いに行かないと・・・。」
と、少年は校長室のドアを開けました・・・。
「む、何者だ!」
「へ!?」
「・・・何だ、君か。いつもより早いじゃないか。」
そんな事よりも、今校長先生が発した言葉に驚く少年。
「あの、「何者だ!」って・・・どうしたんですか?」
「ん?いやぁ、何でもないよ。最近極秘のー」
「極秘の・・・?」
「あ、ああ、そのー、ま、気にしないでくれ。で、用件は何かな?」
「・・・」
「?」
「あ、何でもないです。どうも、邪魔してすみませんでした・・・。」
何となく怖くなってしまい、校長室から出て行ってしまった少年。
・・・しかし、どうしても気になってしまった少年は、ドアに耳を付け、様子をうかがいました。
「・・・ちっ、危うくこちらの計画が外部にバレる所だった。それにしても、あの少年はすでにチャオガーデンに顔を出したようだな。」
何故校長先生がそんな事を知っているのでしょう?
「ふむ、チャオ達は見事に寝たフリを演じてくれたようだ。これなら我々の計画が順調に進む。」
「(チャオ達が・・・寝たフリ?計画?)」
いやな予感がした少年は、その場を去り、次の部屋に行く事にしました。