計画実行日・前編

「・・・。」
どうやら昨日の悪夢がコンプレックスにでもなったか、一歩も外に出ません。
「嫌だ・・・行きたくない・・・ああ、ここはどこだろう？地獄かな？ふふふ、閻魔大王がいないや。」
(閻魔大王＝店長)
・・・大丈夫ですかー？
「ああ、三途の川だ・・・お母さんが手を振っているよ・・・。」
まっまままま待てぇい！まだ物語は終わってないぞ！君は生きろぉ！
「お母さん、僕ね、彼女が出来たみたいなんだ・・・・・。」
・・・あのー？何話してるかわかってますー？
「彼女の為に、僕、お母さんの所へ行かなくちゃいけないんだ・・・あ、足が消えそうだよ？僕このまま下に行っちゃうのかなぁ・・・？」
(下＝地獄もとい地上)
・・・って、もう死んでるんかいっ！




その頃、チャオガーデンにて




・・・

「おっかしいチャオ！少年が来ないチャオ！」
「せっかく出張販売頑張ったけどなぁ？」
「だから反対したのです。」
「ふむ、この実行日に少年が来ないと、計画が台無しです。」
「こーちょーせんせ、どするチャオ？」
「ふむ、ではこちらから行きましょう。」
「えー！？こんな沢山の荷物を持ってくチャオか！？」
「全ては少年がいなければ終わりません！資金係！いますぐトラックを用意してください！」
「了解。」




んで、少年宅。




「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・あ。」
ん？
「嫌だ嫌だ！来るなー！嫌・・・だっ！くそぉ、来るなーっ！！」
ハイ？
「うあああぁっ、嫌だ、嫌、だ・・あー！？」
ありゃ？
「嫌だっ・・・来るな来るな・・・ぁぁぁ・・・ダメだ・・・もう・・・っ！！」
もしもし？
「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！？」
お、お医者さーんっ！？て来る訳ねー！！
「・・・あ。」




フラっ・・・(倒)




・・・しょ、しょうねーんっ！！！