計画実行日・後編
『・・・で、とうとう少年を乗せた車は、チャオワールドに着こうとしていた。』
「あ、チャオワールド、着きましたね。」
「・・・ふう。それじゃ、行きましょうか。」
『そして、ついに少年はチャオガーデンへと入っていった・・・。
と、ここいらでナレーターでも見てみましょう。』
うおぉぉ!!警察さん、俺じゃなくチャオ幼稚園の職員を捕まえろぉー!!
『どうやら道路ど真ん中突っ走っていたようで、警察から追われてるようです。よく逃げてるな;』
「そこの君!今すぐ止まれー!」
少年を救うまでそんな事出来るかー!!
「話は署でゆっくり聞いてやる。だから止まれ!」
嘘つけぇーー!!
『・・・何故ナレーターの奴はこんなに少年につっかかってくる?
はぁ、こんな奴雇わなきゃよかったよ・・・。』
見えたチャオワールd・・・て、何じゃありゃぁぁぁぁ!!?
『よく見ると警察に待ち伏せされてたみたいです。』
(ちなみにチャオワールドへは、一般的に専用道路を使う)
こんなの口ほどにも無いわぁー!!
『・・・何と!ナレーターは海面疾走をしている!奴は・・・人間だな。』
ぜーぜー・・・。
『・・・着いたよコイツ。』
しょ、少年っ・・・だいじょーぶかー?あ、ヤバ。早く入らないと・・・死ぬ。
『無理するね、ほんと。』
少年っ!!
「あ、ナレーター!どうしたの?」
「凄い疲れてるチャオね?」
うるせぇ、お前等、少年になn
「もー、留守番しとけって言っといたのに・・・まぁいいや。ナレーターも一緒にどう?」
・・・へ?
「いやね、私が理由を話さずにここに彼を連れて来たのは、今日が彼の誕生日だからなんだよ。」
た・・・誕生日?
「いやぁ、すっかり忘れてたなぁ。わざわざすみません。」
「わーい、ケーキおいしーチャオ!」
「あんまり食べ過ぎると虫歯になってしまいますよ。」
・・・ははははは・・・何やってたんだろな。
「おーい、店長から貰ったビデオ見るチャオ!」
「おー!ス○ークチャオ!」
「ビデオよりゲームのスネー○の方がいいチャオに・・・。」
「よし、ならばBMからゲームを盗み出す計画を立てるチャオ!」
「おー!○ネークみたいでかっこいいチャオ!ひゅーひゅー!」
「こらこら、そんな事しちゃいけませんよ?」
「いいチャオ!どうせ沢山あるチャオ!」
「あの店長さんならぬかりは無いんじゃないかな・・・?」
『こーして、ナレーターの苦労知らずの誕生日パーティは遅くまで続きました・・・。』
fin