~月編~第七十八話 本当の敵は黒い湖

砂漠と化した森へついたムーン達は、シーという名のチャオを見つける。そして、メテゾウルが戦う。

メテゾウル「はあ!」

波は真っ二つにされ、左右に衝撃が散る。

シー「なかなかやるねぇ・・・でも、僕の敵じゃあないんだよ。」

いきなり表情が暗くなり、湖は黒く染まる。

メテゾウル「闇の水か・・・」

シー「さっきと同じようにやろっか?「波」!」

黒い波が、怪物の形をし、メテゾウルを飲み込む。

メテゾウル「ぐう・・・!」

波に飲み込まれたメテゾウルは、中で剣をしまう。

シー「フフフ・・・「波」「暴」!」

波は湖の上空を暴れ回り、メテゾウルにダメージを与える。

メテゾウル「・・・・・・・・・」

シー「くたばったね。スィーユゥ♪」

波はとかれ、メテゾウルは湖に落ちる。

ムーン「父さん!」

シー「残念だったね。君の父親はもう・・・な!」

湖が一気に輝き、水が弾け飛ぶ。そして、コーラシアに水が当たって、場所が分かるようになる。

メテゾウル「残念なのはそっちだったな。私が使ってたのは防御技だ。水は電気を通すが、神聖な水には、電気は通せん!」

シー「だからといって・・・僕がまけるはずは・・・ない!」

????「そこまでだ!」

シーの背後から、謎のチャオが現れる。

アルフォース「スモッカ。久しぶりだなぁ。」

スモッカ「何をしている。」

スモッカは、てにもつ何かで、シーを吹き飛ばす。

メテゾウル「貴様は何者だ!」

スモッカ「俺の名はスモッカ。七零部を上回る幹部・・・」

アルフォース「ち・・厄介な奴が出やがったな。」

スモッカ「俺の用は、そいつだ!」

アルフォースを指差すと、メテゾウルはムーンたちの元へ戻る。

アルフォース「どうやら・・・本気で三途の川を渡りたいらしいな。」

スモッカ「それはそちらだろう?さぁ、こい!」

スモッカは、爪だけやけにでかい、爪を手にはめる。

アルフォース「そんなちっぽけな爪で、私に勝とうというのか。ではいくぞ。」

アルフォースは、電流が漂う剣を持つ。

スモッカ「あの剣か・・」

アルフォース「俺の友の仇の剣だ。月剣・・ゼラフォース。」

スモッカ「そういや、お前の友はゼラとか言う名前だった。」

スモッカは今思い出したように、皮肉に言う。

アルフォース「ミラという友もいたがな。月剣ミラフォースは子孫に渡した。」

スモッカ「では話が早い。いくぜ・・・・」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第141号
ページ番号
150 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日