~月編~第六十八話 兄よりも強く、父よりも強い

政府に入ったムーンたちは、本部に入る。すると、謎のチャオ、ライツと、兄、グロウ、そしてグロウと戦っていたという謎のチャオがいる。

ムーン「君が僕の相手か。」

デッド「俺の名は、デッド・レクイエム!グロウと戦っていたが・・・」

デッドは言い切ると、背中にしょってある、斧を手に取る。

ムーン「斧?」

デッド「そう、デス・トマホークだ。悪いが父親と同じ運命にしてやる。」

ムーンに向かってはしるデッド。だが、グロウにより、斧を弾き飛ばされる。

グロウ「フ・・・ムーンにばかり気をとられていると、死だ。」

ライツ「貴様もなぁ!」

液体に溶け込んだ剣が、グロウの顔をかすめる。

ムーン「クレセント・サンダー!」

液体の剣は、稲妻により、電流が流れ込む。

デッド「トマホーク・ブレイダン!」

斧を振り回して、ブーメランのように飛ばす。だが、グロウとムーンは避ける。

ライツ「く・・ならば!水竜破!」

液体の剣が竜になり、ムーンとグロウを弾き飛ばす。

グロウ「がは・・・バリアブルブレスレット!!」

腕輪が光り、巨大な盾となって、水をはじく。

デッド「後ろががら空きだぜ!」

ムーン「させるか!」

斧と剣はぶつかり合い、両者共に吹き飛ぶ。

ライツ「水降下!」

天井に張り巡らされた水が、グロウたちに向かって落ちる。

ムーン「ち!」

グロウ「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

水はグロウの豪剣、ブレイジングによって天井に吹き飛ぶ。

デッド「はっ!」

斧をブーメランのように投げ、グロウを狙い打つ。

ムーン「危ない!」

デッド「(仕留めた!)」

そのとき、稲妻が斧を弾き飛ばした。

ガルズ「月と太陽の右腕・・・ガルズ様の相手になってもらおうか!」

デッド「なに!?」

グロウは上にライツが来たことを悟り、その場からすばやく離れる。

ライツ「おしい!」

上から水が降ってきたのだが、事前にグロウによけられてしまった。

ムーン「じゃあ、そろそろいこうか!」

グロウ「フ・・・では、私の新たな力を見るがいい。」

ミラフォースとブレイジングは、両方とも、稲妻を帯びている。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第138号
ページ番号
124 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日