~共通~第五十二話 闘いの終末

だんだんと光は薄れていき、サンには赤い光がただ一つ、見えていた。

サン「なんだ・・・あの赤い光は・・・・そうだ・・・あいつの剣に・・・・赤い宝石が・・・」

サンは生きも絶え絶えの中、ギャラクシーを構え続ける。

ムーン「ミラフォースの赤い宝石が・・・電気に帯びている?うわ!」

赤い宝石の電流は、ムーンに流れ、ムーンは電気の力をあびる。

サン「電気が見える・・・・ち・・・俺もやられたかな・・・・」

ムーン「僕の体が・・・・変化してる・・・・・」

ムーンの胸に赤い月の模様、腕に赤い模様、足にも赤い模様がつき、それらの模様は赤く光っている。

サン「アルティメット・・・・・・ヴォライガー・・・・」

サンは何とか振り下ろしたが、何にも起こらなかった。

ムーン「体が軽い!なんかすごい!あれ・・・光が晴れて・・・・」

ムーンの目の前には、サンがぐったりと倒れこんでいた。

サン「俺の・・・・負け・・・・・・・俺が・・・・・・ま・・・・け・・た・・・・」

サンはついに気絶してしまった。

ムーン「みんな!きて!サンが!」




サン「(ん?なんか声が聞こえる・・・・俺を呼んでるのか・・・・?)」

サンは目を覚ました。

ムーン「あ・・・起きたよ。」

ヴァルサ「大丈夫か?」

ダート「残念だったな。勝てなくて。」

サンは少し照れくさそうにしてムーンに言う。

サン「今回はお・・・俺のかんぺいだ。だ・・・・だが!次は負けねえ!よく覚えとけ!」

ムーンは大笑いしながら言い返す。

ムーン「かみすぎだよサン!もちろん!僕だって負けないさ。」

ズィード「ところで、ムーン♪剣見せてよ。鍛え上げてもらったんでしょ♪」

ゼイン「それもそうだな。俺も興味をそそる。」

スター「是非、ご拝見させていただきます。」

ムーンは少し驚き、剣を抜く。

ムーン「聖月剣・ミラフォース!赤い宝石がなかで雷を帯びているでしょ?これがチカラの元だって。ヴァルサがいってた。」

ヴァルサ「サンの剣は特別でな。ミラフォースは伝説の剣だからあるのは当たり前だし、ゼイン。お前の持つデクロゼトにも在る。だが・・・・」

ダート「その存在を確認するのは難しい。ミラフォースはメテゾウルが持つ剣だったから、真の力がそのまま残ってたんだ。」

サンはハテナマークをうかばせながら、首をかしげる。

ムーン「まぁ・・・・とりあえず。次はどこへ行けばいいの?」

ヴァルサ「月と太陽の破壊作戦。Vプロジェクトをとめなければならない。まずは政府だ。悪とつながる一番の道だからな。」

ムーン「OK!いこう!」

こうして、戦いは終わった。そして、Vプロジェクトを阻止すべく、また、新たなたびへと進む・・・・・・

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第134号
ページ番号
95 / 175
この作品について
タイトル
月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第113号
最終掲載
週刊チャオ第145号
連載期間
約7ヵ月27日