第29話「みんなの心を一つに」後編
電気でできたピコピコハンマーを担いで、凄いスピードでこっちに向かって走ってくる、チャローズの姿が・・・。
そして、ダークカオスの前まで来ると、ジャンプして・・・
チャローズ「な~にボサッとしてんの・・・・よっ!!」
ピコピコハンマーを振り下ろし、ダークカオスの頭を殴った・・・(汗)
ダークカオス「あがっ!!」
あまりの痛さに頭を抱えるダークカオス。
レッド「い・・・痛そ~・・・(滝汗)」
フライヤ「チャ、チャローズは・・・怒らせないようにしないと・・・。」
みんなチャローズのハンマー攻撃にびくびくしている。
チャローズ・・・怖いよ~・・(泣)
ダークカオス「人がせっかく待ってやると言っておるのにぃぃ・・・・・!スパークブーメランっ!!」
ダークカオスは電気で出来たブーメランを・・・僕に飛ばしてきた!
シルバー「なっ何で僕なの~!?・・・って、うわっ!」
僕は迫り来るブーメランをなんとか避けた。
そして、避けてから気付いたんだ。ブーメランは、Uターンして戻ってくるんだっていう事を・・・。
チャッカル「シルバー!危ないっ!!」
シルバー「え!?」
顔だけ後ろを振り向くと、ブーメランがすぐそこまで飛んで来ていた。
シルバー「うぐっ・・・。」
電気のブーメランは、僕の背中に凄い勢いでぶつかって来た。その勢いで、僕は前に倒れこんだ。
フライヤ「シっ、シルバー!!」
フライヤが僕に駆け寄ろうとしたその時、誰かが魔法を唱えた。
「癒しの力・・・ヒーリングレイン!」
すると、僕の真上から光の雨が降り出した。その雨に当たっていると、さっきまでの痛みが引いていく・・・。
だれがやってくれたのか、僕にはすぐ分かった。
????「シルバー!大丈夫!?」
シルバー「うん!チャサリン、ありがと。」
そう、チャサリンだ。
ダークカオス「フゥ・・・。やっと揃いおったか・・・。そろそろ始めるか!」
そう言って立ち上がる。
ダークカオス「闇の力で動きを封じる・・・ブラックレイン!!」
ダークカオスがそう唱えると、今度はヒーリングレインとは正反対の黒い雨が降ってきた。
雨にあたっても、別になんともなかった・・・ように思った。
だけど、次の瞬間!
シルバー「なっ!?」
突然、体がぴくりとも動かなくなった。これが狙いだったんだ・・・。
ダークカオス「フハハハハ!体が動かなければ何も出来まい。」
レッド「くっそぉ~!!」
みんなも動けないみたい・・・。これじゃあダークカオスの思う都合だ・・。
そんな時、聞き覚えのある声が部屋の入り口から聞こえた。
「そこまでよっ!!」
続く~☆