ふたつのこころ ページ2

ざわざわ ざわざわ ざわざわ ざわざわ
ここは、儀式が行われる、村の広場のステージ。広場の真ん中のステージの周りのチャオごみ(?)の中に、埋もれているような形で、ビーチとグラウンは立っていました。これから、儀式が始まる、というところでした。ステージに、一匹の年老いたチャオがあがってきました。それについて、水の入ったビンを手に持ったチャオが二匹があがってきました。
「みなさん、お静かに。」
年老いたチャオは言いました。その言葉で、集まった人々は静まりました。
「では、これから儀式をおこないます。」
「なぁ、一体どんな儀式なんだ?」
グラウンがとなりにたっているビーチに尋ねます。
「よくはしらないけど、この空とかを何とかするために、勇者を呼び出すとかっていってたよ」



年老いたチャオ(どうやら村長らしい)が呪文のような、よくわからない言葉を唱え始め、それから何十分かっ立った頃、ステージ上にいくつかの黒い光が出現しました。集まった人々に、驚きが広がりました。
「なんじゃこれは!?」
その黒い光は、形を変えていきます。どれも、ダークチャオのような姿になりました。ダークチャオは、村長におそいかかろうと構えます。そこへ、人ごみのなかから二つの影が飛び出してきました。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第179号
ページ番号
5 / 5
この作品について
タイトル
『天からの使い』
作者
ポトッチ(ぽと)
初回掲載
週刊チャオ第158号
最終掲載
週刊チャオ第179号
連載期間
約4ヵ月28日