~第1話~
最初に。
この小説はちょっと難しいです。
多少頭がキレた人でないと混乱するかも知れません。
なるべく分かりやすく書くつもりですが。
スパイラル 第1話 そして全ては始まった
僕は小説家チャオのルシス。
今、新作を考え中。
自分で言うのもアレだけど、僕は「週刊チャオ」の人気作家だから、生半可は作品は載せられない。
おっと、この世界ではこの雑誌は100万部程度売れてるんだよ。
実際に本になってるからね。
ホップスターとかいう偽善者がやってるのとはちょっと、いやかなり違う。
僕はコーヒーを飲んで休憩した。
そして、何となく本棚を見ているうちに・・・
閃いた!
よし、次はこれで行こう!
僕は早速ペンを取った。
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とある通学路。
3匹の子供チャオが歩いている。
名前は向かって左からミリル、クライト、アレスト。
みんな、ゲームが大好き。
彼らの話題は、今日発売されたばかりの大作、「Black World」でもちきり。
【クライト】「しかし買うの大変だったよなー。」
【アレスト】「ああ、どこのゲーム屋も行列で。」
【ミリル】「マスコミも来てたもんなー、やっぱり凄いんだろうな。」
【アレスト】「ストーリーとムービーがウリのRPGだったよな。」
【ミリル】「でもやっぱりゲームだからさ、戦闘が面白くないとね。」
【クライト】「確かに。」
そのうち、3人が別れる交差点に差し掛かった。
【クライト】「んじゃ、またな。」
【アレスト】「ああ!」
【ミリル】「また明日!!」
この小説では、とりあえずミリルを追いかけてみよう。
彼は家に帰るなり、すぐに自分の部屋に直行。
ソフトの箱を空け、ハードにセット。
ハードの電源を入れ、タイトルロゴ。
【ミリル】「おお、面白そうだ!」
「Press Start」→「New Game」。
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とある惑星。
その惑星は、謎の地下組織、「グラウンド」に支配されていた。
彼らは強大な軍事力を背景に、恐怖政治で人々を苦しめていた。
何故彼らは強いのか。
それは、科学技術に優れていて、強力な戦闘ロボットを多数作り出したからである。
能力に限界があるチャオの軍隊で勝てる訳が無かったのである。
だが、勝てる可能性はあった。
魔法を使うチャオの種族「アニノ」が唯一対抗できたのである。
しかし、「アニノ」自体が少数で、また「グラウンド」軍の策略にはまり全滅してしまったのである。
希望は潰えたかのように見えた。
しかし、違った。
数匹、世界のどこかに「アニノ」の生き残りがいるというのである。
話は、そのうちの1匹、トレイスという男から始まる・・・・
続く
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さて、どうでしたか?
そう、この小説は3つの世界を行き来してストーリーが進行します。
今回のように1話に3つ載せるとは限りませんし、順番もこの通りとは限りません。
おっと、この小説、作者の事情が事情なので完結できるかどうかは分かりません。
それでは、来週をお楽しみに。
あ、ホップはコーヒー飲めません(爆)