~第8話 極悪チャオレース大作戦~
~あらすじ~
チャオワールド一の極悪チャオを目指す黒チャオ、クロンは、
園長先生の操るビッグオモチャオを無事に倒し、
チャオ刑務所と呼ばれる謎の施設からの脱獄に成功。
そして、さらなる悪事を働くため、子分と共にチャオガーデンに帰ってきたのです。
ガーデンに戻ってきたクロン達は、
トレーニングとして子供チャオを数発殴った後、
滝にポッカリ開いた洞窟の中で悪行を考えます。
「親分、今日はどんなイタズラするだ?」
「俺様達のやっていることはイタズラの域を越した立派な『悪行』だチャオ。ちっぽけなイタズラばっかじゃ、極悪チャオになんてなれっこないチャオ!」
「そうですねぇ親分。イタズラなんてレベルじゃありませんよ…クカカカカカカカ。」
すると、クロンの頭にあるアイデアが浮かびました。
今度はどんな悪行をこなすのでしょうか…?
「この洞窟の奥にチャオスタジアムがあることを知ってるチャオ?そのチャオスタジアムで行われているチャオレースに出場して、ルール無用の残虐ファイトを繰り広げてやるチャオ!」
「親分、なかなかいいアイデアですねぇ…クカカカカ。」
「オラもやってみたいだ!」
そんなこんなで、
3人はチャオレース会場に向かいました。
チャオレースに出るには、カウンターでエントリーをしなくてはいけません。
3人がカウンターに向かうと、オモチャオの声が聞こえてきました。
「いらっしゃいチャオ。チャオレースにエントリーするチャオ~?」
「エントリーするチャオ。団体戦はないチャオか?まあ、あってもなくても同じようなものチャオけど。」
「団体戦は本日初めてチャオレースのルールとして採用されたチャオ。3人のチーム同士で、どちらのチームが早くゴールするかを競うものだチャオ。」
「ルールはだいたいわかったチャオ。俺様、すっげえワクワクしてきたチャオ!」
その後、クロン達はオモチャオの指示によって、控え室で待つことになりました。
クロン達極悪3人組は勝利の栄光をつかむことができるのでしょうか…
「レースが始まるチャオ~!選手は入場ゲートを通るチャオ~!」
オモチャオのアナウンスが聞こえてきました。
いよいよ、レースの始まりです。
クロン達は、アナウンスの指示通りにゲートを通りました。
「さて、今回のチャオレースは、本日初めて採用された団体戦での対決となります!対決するチームは『チーム極悪道』と『チームハンター』!まずは、『チーム極悪道』の入場です!」
クロン達3人が、青いゲートを抜けて現れました。
3人とも真剣な目です。
「『チーム極悪道』は、リーダーのクロン選手、飛行力バツグンのカボッチャ選手、力自慢のガイコッツ選手の3人組です。では次、『チームハンター』の入場です!」
赤いゲートが開き、ニュートラル・ヒーロー・ダークの3人組が現れました。
「『チームハンター』は、熱血ヒーローチャオのグラン選手、ダークチャオのルーファ選手、ニュートラルチャオのノイス選手の3人組です!皆さん息がピッタリですね~!それでは、位置について…よ~い、ドン!」
いよいよ団体戦チャオレースが始まりました。
果たして、このレースの行方はいかに…