第3回 黒~い物に御用心!

クロムは自宅のベットの上で、ゴロゴロしていた。今日は日曜日、別に遊びに行ってもいいがただなんとなく出かけに行く雰囲気ではなかった

最近、自分の周辺において、不可思議な出来事が起こり始めている。スープラの件もそうだが何かがおかしい。
草サークル総勢80人のうち、10人ものチャオがサークルを辞めていった。そのほかにも部長が後期中間テストでたった、35点しか取れなかったのもそうだろう。
あの、頭脳と判断力で部長になったくらいで、テストのたびに100点を取っていたあの部長が35点はおかしいと思っていた。

クロムはなんとなくテレビをつける・・・
「ピッ・・」
世界情勢のニュースをやっていた。しかし、普通のニュースの雰囲気ではない。
アナウンサー:「・・・本日午前11時頃、エッケゼン大陸、シト山に黒い渦のような物体が現れました。・・・この渦について、奇怪現象学者の、フミフミロール教授はこう述べています。」

フミフミロール:「この・・渦は、時空の歪みではないでしょうか・・
シト山の超寒冷的な気候に対して・・・あー・・何か、が影響を与えてこうなったと見ています」

クロム:「何だそりゃ?・・・」
クロムはガセネタか何かと思って、深く受け止めなかった。

クロム:「あーっ・・のどが渇いた・・」
クロムはそういうと冷蔵庫を開け、ジュースを取り出そうとした。
その時だった!
何かが割れるような音がした。
冷蔵庫の中に黒い物体がうごめく。
クロム:「何だこれ・・・・・・・」
クロムはそういうと黒い物体に手を差し伸べた。
クロム:「んー・・・!・・わっ!・・わわわ!・・」
黒い物体にクロムはすっかり吸い込まれてしまった。どうやらこれは時空の歪みだった様だ・・・・・

終わり

このページについて
掲載号
週刊チャオ第60号
ページ番号
2 / 4
この作品について
タイトル
草原物語
作者
チョビ
初回掲載
週刊チャオ第60号
最終掲載
週刊チャオ第76号
連載期間
約3ヵ月23日