パートA

殺人事件。
それは、まさしく探偵物の話などには欠かせない物語である。
まぁアマチュア的に行こうかとネコ探しだー、なんてのもあるが、今回は一味違うのである。
そもそも、このコーナーに話を入れている時点で、それは確定しているのだ!




小説事務所「=探偵事務所? 迷惑な殺人事件」








【ゼロ】「Zzz・・・。」

それは正しく、書き方を変えても名前は隠さない程度、またはソレ以上に暇な時間であった。
一応、俺は所長であるので、寝てる訳じゃない。つか、寝ていたら状況確認が出来ない。
しかし、全くと言って良いほど寝てない俺は良く正常だな、とつくづく思う。どうやらチャオってのはこれでも平気なんだなー。

実際、このまま平和に時間を過ごしたかった。しかし、こないだ作者が言っていたと思う。

【冬木野】「少しは緊張感持てるぐらいに忙しくなってもらいたんもんだ。」

予言なのか、仕組んだのか、そんな事件が起こった。




【ヤイバ】「ふーむ、それは本当で?」
【かいろ】「そうだっ!!スマッシュsが殺されたんだ!!」
【カズマ】「何故。殺される理由ってあまり無い気が。」
【かいろ】「そして意外な容疑者が4人もいる!!」

んで、死因が青酸カリガブ飲み。いやいや、自殺では無いらしい。首を少し絞められたような跡があったらしい。強制的に飲まされたとか。
よほどの動機が無いとこんな事しないのだが。

【かいろ】「そこが問題だ!誰も動機らしい動機が見当たらないんだっ!!」

こんなメチャクチャな事件を、わざわざこんな事務所に頼むかー?

【かいろ】「何でもやるって聞いたんだ!それにちょっと前、縁が出来たじゃないか!!」
【ヤイバ】「縁?何の事すか?」
【かいろ】「この事務所の所員からチョコを渡された!」
【ゼロ】「は?」

とりあえず、証拠を見せられた。「小説事務所より、義理チョコです」という文が書かれたメモ帳だった。
誰だ、こんなバカをやらかした奴は。




という訳で、渋々行く事になった。俺は何も何でも屋をやりたかったから始めたんじゃなくて、特定の仕事を選べなかったからこの仕事を始めたってトコだ。
だが、コレが間違いだった。まさか探偵をする事になるとは。近所に無かったかなぁ、探偵事務所。




【ゼロ】「・・・あの、ココに揃ってる4人が容疑者と?」
【ヤイバ】「らしいですな。」

何とまぁ、チャットレギュラーと叫ばれる4人が揃っていた。そこに代表のスマさんだ、これは明らかに妙である。
で、その4人の中にいるのが。

【冬木野】「よぉ。」
【ゼロ】「コイツが犯人です皆さん。」
【ヤイバ】「やめなさい、やめてください、やめてくれ。何がしたいんですか先輩。」

何がなんでもコイツを犯人に仕立て上げたい。そうすれば平凡な日常が遅れそうな気がするんだ。
とりあえず、容疑者を確認。某さん、DXさん、ろっどさん、そして、冬木野。一人いらん。出てけ。

【ろっど】「嫌われてますねー、冬木野さん。」
【冬木野】「日常茶飯事です。」

茶飯事?やめてくれ、イメージが悪くなる。



聞いた話だと、全員スマッシュ氏から家の方に呼ばれたらしい。更に現場はスマ氏の自室。
死亡推定時刻のちょうど深夜12時まで全員居間で雑談やらなんやらしていたようだが、解散。
全員帰ったとの事である。家に着いた時刻が、某さんは0時15分、DXさんは12分、ろっどさん23分、ふゆきのどのは10分。
こうなると怪しくなるのは不本意ながらろっど氏となる。が、スマッシュ氏との家の距離を考えるとあまり気にならないぐらい大丈夫だとか。
だが、スマ氏を殺した後猛ダッシュで帰れば犯行は可能かもしれないが。

【某】「それだと、全員犯行可能になるんじゃないのか?」

という訳であっさりねじ伏せられた。



絶望的なまでに結末が読めん。アリバイが用意されて、青酸カリを無理矢理飲まされたスマ氏。その上、動機までもが誰も持っていない。

―こんな事件を解決しろと言うのか

【ゼロ】「現場確認がしたいんですが。」
【DX】「警察が来るのが明日だとか。今は確か、大きな事件が起きたってニュースがあったでしょう?」
【ヤイバ】「ああ、何だっけなぁ・・・で、今はそっちに回っていて、来ないんですか?」
【某】「人っ子一人来ないという事らしい。」
【冬木野】「現場をいじくっちゃいけないぞ、所長君。」

言われたくない。現場確認まで阻まれると辛いな。何も出来ねぇじゃねえかコノヤロウ。
えーい、こうなったら面倒だ。

【ゼロ】「木によじ登って、そこからじっくり観察させてもらう分には、問題無いっすよね?」
【冬木野】「・・・本気かお前。」
【DX】「問題無いとは言いますが、大した成果にはならないと思いますが?」
【ゼロ】「上手くベランダに飛び移りますよ。窓は閉まってるでしょうが、見れるだけ問題無いってトコです。それじゃ手伝え、ヤイバ。」
【ヤイバ】「え、俺もっすか。」
【某】「おっと、ちょっと失礼させてもらうよ。」

(truncated?)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第258号
ページ番号
1 / 2
この作品について
タイトル
小説事務所=探偵事務所?
作者
冬木野(冬きゅん,カズ,ソニカズ)
初回掲載
週刊チャオ第258号