死というモノ
目先のことしか頭にない男はふと考えた
死とは何だろう?死ぬとどうなるだろう?
ある時、全身麻酔の手術を受けたとき
点滴をうけたところまでは覚えている
次、目を開けたときはベッドの上だった
意識はなかった
あぁ、ああ言う風に死は成り立つんだなんて
ちょっと自慢げに人に話したくなる
カオスチャオというモノを知ったとき
僕はそれを痛烈に批判したくなったことをよく覚えている
そう
永遠なんてないんだ、そんなもの
そんな感じに
カオスチャオが実在したら彼らは何処に行くのだろう
宇宙の塵かあるいは進化をするのだろうか
誰にも分からない
ともかく
今はそんな雄大な話に耳を傾けるよりも
机の上にある大量の仕事を終わらせて一杯やろう
目先人間でもいいさ、幸せなら
fin