第12話

シルバット学園 第12話
~次の日~


~廊下~
雷夢 おはよう、不死鳥の変幻者さん。
サレナ あ、雷夢ちゃん、おはよう。
雷夢 今日は、一角獣と龍の変幻者さんたちといないんですね。
サレナ 私は次、家庭科の時間だから、分かれてるのよ。
あとね、私のことは呼び捨てでサレナって呼んでほしいな。不死鳥の変幻者ってなんか親父臭くてやだなぁ・・・
雷夢 サレナ・・・でいいの?
サレナ うん♪
後ろから、冷夢が来た。
冷夢 雷夢、龍と一角獣の変幻者は?
雷夢 知らないよ。サレナは知ってるの?
サレナ あ、そのことだけど、今日は珍しくお休みだよ。フィナスは。ユニトは、今授業中だからね。
~~~~~~~~ある田舎~~~~~~~~~~~~(これで、この3人+1人の出番終了。)
フィナス ・・・・・
フィナスは丘の真ん中でただずんでいた。
ここは、フィナスの生まれ故郷の田舎。
フィナスは立ち上がり、家がある方角へと走りだした。
~~~~~フィナスのおじいちゃんの家~~~~~~~
フィナス お爺ちゃん、ただいま。
フィナスは、そう言うと、居間から、ライカが出てきた。
爺さん おお!フィナス、よく戻ってきたな。
フィナス お爺ちゃん、ネウクスはどこに居る?
爺さん なんじゃ、ネウクスに会いに来たのか。奴なら、いつものところにいるぞ。
フィナス わかった。ありがとう。
フィナスは走り出し、ある所へと向かった。
爺さん はて?フィナスはなぜ突然、ネウクスなんかに会いに来たんじゃろうか?
フィナスは、神社の裏側にある、通路を通った。
そこは、自然にできた、緑の洞窟。
この奥には、古い龍の像がある。だが長年使ってなくせいか、ツルがその像に絡まっていた。
その像の近くに、大きな羽と尾羽をパーツにしている、ツヤ茶色のNFSのチャオが、そこにいた。
フィナス はぁはぁはぁ・・・・・久しぶりだな、ネウクス。
ネウクス ・・・・・・久しぶりだね、フィナス。
ネウクスは、フィナスに向かって、正面を見た。
その少年は、とても優しい目をしていた。
フィナス やっと、お前が言っていた意味が分かった。そしてお前の正体もな。
ネウクス ・・・・・僕もそろそろ分かってくると思ってたよ。
フィナス 「変幻者は、運命に従い、伝説として存在しなければならない・・・・」お前は、そう言ってたよな。
それは、俺たちみたいな変幻者が伝説になり生きて行けなければならない。そうゆうことだろう。
ネウクス ぼくも、詳しいことはわからない。僕は、お父さんにこの言葉を教えてもらっただけ。それだけなんだ。
フィナス 分かってるよ、ネウクス。 いや、鷲の変幻者、ネウクス。
ネウクスの翼と尾羽根は実は鷲のパーツであった。
フィナス やっと、分かったよ。お前は、金枠でもない、銀枠でもない、半獣化できる特別な種類の一つ。 だろ?
ネウクス ・・・・・そうだね、フィナス。君の言うとおりだ。僕は特別な種類の一つである、鷲の変幻者。
フィナス そして、俺は金枠であり、
伝説と呼ばれた3聖獣の変幻者の一つ、龍の変幻者。
ネウクス これこそ、僕達の
フィナス 俺達の
2人 正体だ。
~~~~~~~~~~~~~続く~~~~~~~~~~~~~~~

「変幻者は、運命に従い、伝説として存在しなければならない・・・・」
この言葉が意味する、ものとは・・・・・

このページについて
掲載日
2011年1月29日
ページ番号
12 / 21
この作品について
タイトル
シルバット学園
作者
フィノクス
初回掲載
2010年7月20日
最終掲載
2011年12月25日
連載期間
約1年5ヵ月8日