第24章 カイド再び!(前編)

>そして、近くの森ではもの凄い歓声が響いてました。
>市長「それでは皆さんご一緒に」

>「わしの家~~!!!」

○○県△△市××町(以下○○県)の戦いの末、バケツ仮面のむちゃくちゃな攻撃により、まるこめ団及び○○県は壊滅した。
そしてまるこめ団に操られていた隊長ブルースも元に戻り、不良らしきチャオもといチャイコフスキー、バケツ仮面も一緒に旅することになった・・・。

~とある道~
チャイコフスキー&ブルース「ええ~!?まるこめ討伐の旅~!?」
勇者「あれ?言わなかったっけ?」
勇者は笑って誤魔化した!
ブルース「じょじょじょ冗談じゃないですよ~!そんな怖い旅なら僕は次の町で抜けさせてもらいますからね!!」
普段は弱気なブルースでも言うときは言うらしい。
チャイコフスキー「オレもだ、第一相手はレベルが高すぎる。そんなのはごめんだぜ」
強気なチャイコフスキーもさすがにまるこめは相手にしたくないらしい。
ミルフィーユ「そ、そうだよね…。残念だけど・・・」
親父「まぁまぁそんなに気を落とさずに。またいい奴に会えるさ」
親父はいつでも陽気だった!

そんな話をしながら次の「サムライ村」を歩き続けていると、道ばたにある団子屋の近くで侍の格好をしたチャオが倒れていた。
勇者はそれに気づいて駆けよった。
勇者「ど、どうしたんですかその格好!?しかも中途半端にちょんまげがない!」
変なところだが確かにツッコむ所はあっている。だがチャオに髪はない。
ブルース「えと、この先にあるサムライ村は和風の物が昔から流行っていて、村人のほとんどがサムライなどの格好をしているとか」
ブルースは背中に背負っているリュックからガイドブックを取り出して読んだ。
ミルフィーユ「へ~、ってことはこの人(チャオ)もそうなのかな?」
その侍は勇者達より少し年上っぽいチャオだった。

???「あ、あの、もしよろしければ私のお兄さんを助けるのを手伝ってくれませんか?」
さっきから倒れた侍の近くにいる女の子のチャオが勇者達に言った。
チャイコフスキー「兄さん?」
???「はい、ここのお団子屋さんに来ようとしていたらいきなり倒れて・・・」
勇者「もちろん助けるに決まってるさ。可愛いお嬢ちゃん。そうだろ?みんな!」
勇者の顔がキリッとした!
ミルフィーユはちょつとムッとしていた。
ブルース「と、とにかく村はすぐそこなので運びましょう」

~サムライ村の???の家~
チャイコフスキー「それにしても驚いたな~、村人全員着物だぜ?」
???「まぁ初めてくる人は驚くでしょうね^^」
勇者「ところでお嬢ちゃん、名前はなんて言うんだい?」
勇者は素早く???の手を取った!
???「あ、申し遅れました。私、シリスと言います」
勇者「和風と言う割にはエラいミスマッチな名前だな(^^;」
シリス「はい、父は洋風が好きでしたもので」

(回想シーン)父「オレの子供にどんな名前をつけようと関係な~い!I like America very much!(私はアメリカが大好きだ~!)」

シリス「でも、その後で村の人たちに10秒で半殺しにされたそうですけどね(^^;」
後で分かったことだがその中には母も含まれていたらしい。
???「う・・・う~ん」
さっきの倒れていた侍が目を覚ましたようだ。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第50号
ページ番号
42 / 51
この作品について
タイトル
しろうと勇者の冒険記
作者
まわしげり
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約9ヵ月10日