第22章 決戦!!くだらい戦い2

> ブルース「・・・・ま、まぁいいでしょう・・・僕は~!!まるこめ団第32部隊隊長の泣く子もわめくブルース将軍です!!」
> だめだった!!

手下3「将軍(ブルース)!!見たところ敵の数は30~50、我々の数はおよそ200。これはどう考えても勝てますよ!!」
旅人達はまだそれに気づいていない!!
ブルース「で、でも、この中にカギツメさんと引き分けた魔法使いと、ラフィンさんに勝った勇者が居るって・・・」
手下3「カギツメさんはあの時、自分の力は20%も出していなかったと言うし、将軍はラフィンさんより強いでしょ!!それにそんなのまぐれに決まってます!!」
ブルースと手下3はひそひそ声で話している。

不良らしきチャオ「どうでもいいけどよ、何ひそひそ言ってやがるんでぃ!!」
不良らしきチャオはやる気満々だ。

ブルース「ひそひそひそ」
手下3「ひそひそひそ」
いつのまにか手下3だけでなく、まるこめ団全員でひそひそしていた!!
ブルース「・・・・分かりました!!話し合った結果、あなた達を倒すことに決めました!!」

不良らしきチャオ「そうかい・・・そんなら遠慮なく!!」
旅人チャオ1「ちょっと待て!!そこの不良!!」
不良らしきチャオ「あ?俺が不良だと!?」
旅人チャオ1「いいからちょっとこっちへ来い!!」
不良らしきチャオがしぶしぶ旅人チャオ1の方に行くと、旅人達は円形に並んでひそひそし始めた!!

ブルース「・・・しょうがない・・・もうちょっと待ちますか」

ひそひそひそ
旅人チャオ1「まず、今気づいたんだが奴らざっと200人は居るぞ!?」
普通ならすぐ気が付くはずだ!!
旅人チャオ2「やっぱそうだよな!?俺も最初からそう思ってたんだよ~」
どのグループらも必ず居るような奴だ!!
旅人チャオ3「あたし達はざっと45人、勝ち目はなさそうね」
勇者「じゃあここは退却ということで」
ミルフィーユ「え?え?いいの?そんなことで?・・・」
みんなの話に呆れたように不良らしきチャオが突っ込んできた!!
不良らしきチャオ「何言ってんだよ!!そんなの気合いと根・・・」
全員「無理!!」
不良らしきチャオ「・・・」
即答だった!!
旅人チャオ4「じゃあここはひとまず退却ということに決定!!」
不良らしきチャオ「・・・なんだかなぁ~」
旅人チャオ5「じゃあいっせいのせっ!!で逃げるぞ!?・・いっせ~のっ・・・!!!??」

???「ふは~~はっはっはっ!!」
どこからともなく声が聞こえてきた!!

手下達「な、何!?」「将軍!!」
ブルース「わ~!!わ~!!わ~~!!!!」

旅人チャオ達「なっ!?」「い゛???」「バケツ仮面!?」「ウソだろ!??」
不良らしきチャオ「ち・・・チャオウォーカーだと!?」
そうなのだ!!ワンパターンな如く、屋根の上にはバケツを被り、マントをなびかせた黒い・・・チャオウォーカーが!??

バケツ仮面「待たせたな諸君!!今回は敵の数が多いと言うことなので、対大勢用チャオウォーカー『ぐれーとうるとらあるてぃめっとチャオうぉーかーバケツ仮面SP』を用意したぞ!!」


実況市民チャオ「一見町を見捨てて逃げ出そうとした旅人チームですが、ついに始まるようです!!バケツ仮面の登場です!!では試合開始の合図をしたいと思います!!レディ~・・・ゴ~~!!」
ぱららっぱぱ~
試合開始のゴング???が鳴った!!
ウエオ「頑張れ!!まるこめ団!!」
解説市民チャオ「行け行け~!!ってあんたどっちの味方よ!?」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第39号
ページ番号
37 / 51
この作品について
タイトル
しろうと勇者の冒険記
作者
まわしげり
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約9ヵ月10日