第17章 前編~楽しい牢獄物語!?

>そしてこの町のはずれの小さな小さな診療所では・・・
>親父「いや~なんだか町の中が騒がしいですな~」
>Dr.「そうですな~なんかあったんですかね~?」
>のんきに楽しく会話をしていた!!

勇者「着いた~!!」
勇者達は今、アイスランドの南口にいました。
ミルフィーユ「でも・・・誰も居ないね・・・」
そうです。先ほどラフィン達が攻めてきたせいでアイスランドの住人はラフィンの飛行船の中に捕まっているのでした。
勇者「ホント・・・誰も居ないな・・・」
勇者達は不思議になりながら町の中へと進みました。
ミルフィーユ「あれ?あそこに誰かいるよ!!」
勇者「本当だ!!お~~い!!」
しかし!!勇者達が呼びかけた相手はラフィンの手下ザコ1号でした!!
ザコ1号「ほっとけ!!みんなぁ~!!旅人が来たぞ~!!今、見つかるとまずいから牢屋にでもぶち込んでおけ!!」
勇者達は囲まれてしまいました!!
勇者「う~む・・・いきなりのアクシデント・・・」

~牢屋~
ザコ2号「さっさと入れ!!」
勇者&ミルフィーユ「痛っ!」
勇者達は牢屋に強引にぶち込まれた。
???「(さぁ~ちゃんと引いてくれよ~さぁさぁ!!)」
????「ん~~・・・とりゃあ!!」
???「あっ!!」
勇者「ん?」
なにやら牢屋の奥から声が聞こえました。
???「ん?・・・あっ!!」
勇者「あ~~!!?」
無効もこちらに気が付いたようです。
そしてその見覚えのある顔のチャオとは・・・。
勇者「親父~!?なんでここに!?」
親父(???)「ここで会ったが100年目!!」
親父の目から殺気があふれた!!
??「おっさん・・・そりゃ敵のセリフや」
親父の横にいたシャドチャが言った。
親父「あ、そ~でした♪我が息子よ~」
勇者「何が息子よ~だ!!大体こんな非常時にババ抜きなんてするな!!」
勇者は親父が手に持っているトランプを指さして言った。
親父「まあまあそう言うな。あ、そうだ!!紹介しよう、こちらがわしを治療してくれたDrのセバスチャンだ」
セバスチャン「わははは!!人はわしのことをヤブ医者と呼ぶ!!」
だめだった!!
勇者「だめじゃん!!」
親父「そしてこちらが牢屋の中で知り合ったハリケンシ君だ」
ハリケンシ(シャドチャ&??)「よろしゅう」
ハリケンシはにっこりと笑いながら言った。
勇者「オレは勇者だ!!よろしく!!」
ミルフィーユ「あたしはミルフィーユ!!よろしくね」
二人はなぜか自慢そうだった。
ハリケンシ「・・・勇者とケーキ・・・よ、よろしゅう・・・」
ハリケンシは笑いをこらえているようだった。
勇者「って自己紹介してる場合じゃない!!早くここから脱出しないと!!」
見張り兵1「ん~んんんゴホンッ!!」
勇者「・・・・」
当然、牢屋の外には見張りが居る。
セバスチャン「脱出か・・・そんなこともあろうかとこのちょ~ウルトラハイパーメカニックな道具、名付けてキーピックを持ってきたぞ~!!」
Drは大声で叫んだ!!
全員(Dr以外)「おお~~」
セバスチャン「どわ~はっはっはっ!!まさか靴の裏側にフタが付いていてさの中に道具が入っているとは奴ら(ラフィン達)も気づくまい!!」
Drは大声で叫んだ!!
見張り兵1「ん~んんんゴホンッ!!」
セバスチャン「・・・・」
当然、牢屋の外には見張りが居る。
セバスチャン「・・・・」
見張り兵1はそいつをよこせと言うかのように牢屋の鉄格子の間から手を出した。
セバスチャン「・・・・」
セバスチャンは見張り兵1にキーピックを渡した。

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第32号
ページ番号
23 / 51
この作品について
タイトル
しろうと勇者の冒険記
作者
まわしげり
初回掲載
2002年6月27日
最終掲載
週刊チャオ第57号
連載期間
約9ヵ月10日