第8章 君の職業
>そう言うと????は足を2回踏みならし消えてしまった!!
>門番「き、消えた!?・・・すげえ魔法だな」
教会
教会、それは優しくて美しい神の場所です(何を言っとる)。
そして今、教会のチャオ達はイトーホーカドーという所にソニックアドバンス2をプレイしに行っています。だから今ここにいるのはさえない顔の神父さんだけです。
神父「ほっとけ!!」
神父は心の中で叫びました。
神父「ったくどいつもこいつも発売日が待てないのか!!」
と言いながらもソニバンスをプレイ中。
ドドドドドド
神父「ん?」
バンッ
勇者「神父は居るか~!!」
勇者はドアをぶち破るように入ってきました。
神父「今度はなんじゃい(ま~たこいつかよ)」
神父は呆れた顔をして言いました。
勇者「職業を教えてくれ!!急いでるんだ!!早く!!」
その光景は勇者が汗まみれの顔を近づけて神父を脅迫しているようでした。
神父「わかったよ。じゃあ手を出してごらん」
勇者はミルフィーユの背中を押しながら
勇者「ミルフィーユ・・・お先にどうぞ」
と言いました。
ミルフィーユ「え?な、なんで?」
ミルフィーユは不思議そうに問いかけました。
勇者「はっはっはっ、やっぱりいざとなると怖いのだ」
勇者の頭の中では「もし勇者じゃなかったら」という言葉が揺れ動いています。
ミルフィーユ「え、と、それじゃあお願いします」
ミルフィーユは照れくさそうに神父に手を出しました。
神父「え~とランクがBBCBCだから職業は精霊だ。良かったな精霊は少しレアな職業だぞ」
職業「精霊」
☆レア☆
自然を操る魔法が得意で
強力な力を秘めていると
言われている
ミルフィーユ「へ~そうなんだ~」
ミルフィーユにはまだよく分かっていないようだ!!
勇者「んじゃよろしく」
神父「(こいつと喋っているとムカつくのは気のせいだろうか?)」
気のせいではない!!
神父「ん~とランクがC」
勇者「・・・」
神父「CCCCで職業が・・・残念ながら・・勇者だ(チッ)」
勇者&ミルフィーユ「や、やった~~!!!!!!」
勇者は嬉しさのあまり十字架を振り回している!!
神父「やめんか~!!」
職業「勇者」
☆レア☆
全てのランクがゾロ目でないと
なりない幻の職業。
しかし60%の確率で遊び人
25%の確率でモンスターマスター
になってしまうかもしれないので
職業が勇者のチャオはなかなか居ない。
勇者「そうと決まれば城へ行こう!!」
勇者は城の方角を指さしてさわやかな表情で、ミルフィーユに言いました。
しかし
神父「残念だがコンテストならあと1分でスタートだ。間に合わんな」
そうです。神父さんに職業を教えて貰っている内に残り時間は1分をきっていたのです。
続く