~月編~第十八話 ミラフォース決壊

今、全て・・・決勝以外が終わった。そして、今、決勝戦が始まる。

「只今より、決勝戦を始めます。ムーン選手・・・・VS・・・・ファイン選手!今、開始です!」

高々とゴングが鳴り響く。だが、両者共に一歩も動かず、ただひたすら見詰め合っていた。

ファイン「ほう。ムーンか。」

ムーン「何で僕を知ってる?」

ファイン「まだ力が回復してないのか?フン。記憶がないまま、帝王を倒したか。」

お互いまだ一歩も動かない。ムーンは疑問に思うことばかりだ。

ムーン「そろそろ始めようか。ミラフォースで粉砕してやる。」

ファイン「フ・・・まだアルフォースの剣か。ならばブレイジングで、貴様の記憶、戻してやろう。」

ムーン「ブ、ブレイジングゥ?」

このとき、ムーンはとても驚いた。ブレイジングはグロウの剣。

ファイン「グロウの剣だ。どうした?」

ムーン「(考えられることは・・・ファインがグロウを倒した。か、同一人物。か、・・・・・)」

ファイン「いくぞ!」

そして、剣のぶつかり合う音が響く。ムーンは防御しながら、考え事をしている。

ムーン「(く・・・・全然わかんない。なんでアルフォースを知ってるのか。)」

ファイン「くく。全てを知りたいだろう?光滅剣!」

ムーン「な!」

闇の衝撃波が、ムーンを弾き飛ばす。またしても、ムーンは驚く。
光滅剣は・・・・グロウの技である。

ファイン「ソードバスター!」

ムーン「なに・・・・・・・!?」

ファインは剣だけを狙い、剣をさばく。すると、ミラフォースにひびが入る。

ファイン「だいぶもろい剣だ。」

ムーン「く・・・アルティメット・ボルテザーク!」

ファイン「無駄だ。」

雷のほうだいな剣は、ファインに軽々と返される。

ムーン「(一体誰だ・・・?僕の最強の技を簡単に返した。)」

ファイン「とどめだ!」

そして一発、ミラフォースを叩く。刃は粉々に砕け、宝石だけとなる。

ムーン「ミラフォースが・・・・」

ファイン「これでどうだ?貴様になす術は無い。私の勝ちだ。(フン。こうでないと面白くないのでな・・・)」

かすかにファインは冷や汗をかいていた。ムーンは宝石をじっと見つめている。

ムーン「僕の剣が・・・・」

ファイン「では、終わりにしてくれよう。」

ムーンはあっけなく弾き飛ばされる。場外落ちぎりぎりで止まる。

ムーン「・・・・・・・」

ファイン「抵抗する気力もうせたか。(そろそろか・・・・)」

それから、数秒たった。ムーンは素手で戦う覚悟を決め、ファインにかかっていく。

ムーン「はあ!」

ファイン「フン。無駄だ・・・・・?」

なんと、ムーンの殴ったところは砕け散ってしまっていた。

ムーン「はっ!」

ファイン「く!」

ファインはムーンの素手を刀で防いでいる。その音は、ゴングの音よりも大きい。

ムーン「は!」

ファイン「ぐあ!」

一発、腹に拳が入った。いつの間にか、ムーンの体の回りに赤い輝きがあった。そう・・・チカラ二次進化だ。

模様は青く変化していて、頭の三本ヅノは上に伸びている。

ムーン「この姿は・・・・・・・・・・?」

続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第156号
ページ番号
34 / 98
この作品について
タイトル
真・月と太陽の物語
作者
ろっど(ロッド,DoorAurar)
初回掲載
週刊チャオ第147号
最終掲載
週刊チャオ第177号
連載期間
約6ヵ月30日