第十二話　『実戦』

神聖なる物語　第十二話　『実戦』


老人「これで全員が終了したが・・・。質問等はあるかの？」
チャオリン「はいはーい！」
チャオリン「これからどうするんですかぁ？」

老人「ワシは着いていかないからな、自分たちでなんとかするのじゃ。」
エル「町には何が・・？」
老人「盗賊、ごろつき、色々じゃ。」
レッドメア「他には？」
何故か起きている。

老人「行けば分かる。」
レッドメア「逝くなんてことは無いですよね？」
老人「それは自分しだいじゃ。実戦を積むのもいいじゃろうて。」

ガサッ

ジュエチャ「・・・誰だ。」
「アルルと言う者です。それと・・、久し振りです。お祖父ちゃん。」

エル「お祖父ちゃん・・・？」
老人「帰って追ったか。アルル」
レッドメア「よく見ると似てるな・・・・。」
老人「何用じゃ？」
アルル「あ、そうだ！町が大変なんです！早く来てください！町長からも要請が入っています。」

老人「ワシは疲れたからのう。この者達にいかせるといい。」
レッドメア「・・・・・え？」
アルル「・・・・・、分かりました。皆さん早く来てください！」
ジュエチャ「ん・・・ああ。」

アルル「瞬間移動をします！」


シュッ


アルル「ふう・・・。こっちです！早く！」
ジュエチャ「見事に燃え盛っているな・・・。」

町は跡形も無い、ただの廃墟となろうとしていた。どうやら住民は避難したようだ。
エル「休む暇が無いな・・・。」
エルが走りながら言う。
レッドメア「まったくだ・・・ったく。」
アルル「此処です！」
何故かこの場所だけは無傷だった。

ジュエチャ「此処は・・・？」
アルル「町長の家です。とにかく中に！」

アルル「町長！」
町長「おお・・・。アルルか。あの方は？」
？？？「無駄口たたいてんじゃねえぞ！おらぁ！」
？？？「さっさとヒスイの蟲笛だせや！」
町長「まあ、そうせかすな。今出してやるわい。」

アルル「し、しかし町長！」
町長「大丈夫、安心せい。」


続く