最終部!

【ホップスター】「ま・・・まさか。」
【ルーティア】「そ、全てあたしの計画通り、って事。」
【紀流院】「ま・・・マジかよ!!」
【エルファ】「最後の方で、嫌な予感がしたんですよね・・・。」

巨大なテーブルに、所狭しと並べられた料理。

【ルーティア】「それでは只今より、リネージュ財団主催によります、チャオ4周年記念パーティーを開催致しま~す!
        皆様、準備はいいですか~♪」
【一同】「は~い!」
【ルーティア】「乾杯はやはり、今回の主役であるホップスター編集長にしてもらいましょう。」
【ホップスター】「それでは・・・・
         かんぱ~い・・・・」
妙に暗い。当然か。仕方が無い。
【一同】「かんぱ~い!!」
みんな今までの疲れを忘れたかのように、大騒ぎ。

【ポップ】「さすがリネージュ財団ですぅ~」
【チャールズ】「これ、最高級のカニじゃねぇか!
        どんどんいくぜ!!」
【ハリケンシ】「うお~、こっちにはマツタケだぁっ!」

わいわいがやがや。

【ブゲル】「たまにはこういうのも悪くはないな。」
【バン】「研究所の飯もいつもこんなんだったら良いのによ。」
【セリオ】「ノー、バカ言うんじゃありませ~ん。
      こういう時に食べるから美味しいのデ~ス。」
【きょうじゅ】「ノーベル化学賞ゲットじゃああああ!!!(?)」

いつのまにか、全員集合している。

逆に一人落ち込んでいるのがどこぞの編集長。
【ホップスター】「今までの苦労は・・・」
【ルーティア】「ま、3時間も追っかけまわしてたら疲れるよねー。
        これからも、良き後輩として、頼むよ!」

その時、一瞬会場が凍りついた。

【エルファ】「お二人が先輩・後輩!!??」
【ホップスター】「そういえば言うのを忘れていたな。
         ホップは先の大戦が終わった後、ステーションスクエアの高校に入学。(※)
         ルーティア嬢は既に大学院も出ている(14歳で)が、先の大戦での混乱を避けるためお忍びで同じ高校に入ってたんだ。」
【ルーティア】「あたしが高校に入ったのが大戦の年。ホップはその次の年だから、1年先輩になるんだよ。」
【ホップスター】「実際はホップが2歳年下なんだけどね。」

【ルーティア】「・・・さて、本日は特別ゲストを迎えています!
        人気お笑いコンビ、「すたぁ~ず」の2匹です!!」

すたぁ~ず。
チャレルとチャルプからなるお笑いコンビ。
この星では大人気だとか。

【チャレル&チャルプ】「はいはいみなさま、こんばんは~!!」
【チャレル】「ところでチャルプ、この凄い面々の前でコントって、緊張しない?」
【チャルプ】「確かにね。ところで、チャレルは大丈夫?」
【チャレル】「またどうして?」
【チャルプ】「いや、これだけの面々が相手だとトチ狂って急にロックコンサート始めちゃったりとかしない?」
【チャレル】「するかいな!」

ズゲッ。

【一同】「ははははは・・・・」

もちろん、パーティーにはタキオン一家も揃って登場。
【タキオン】「やっぱりおふくろの味が一番だ!」
【マッハ】「あなた、こんな席におふくろの味なんてありませんよ。」
【プロン(タキオン長女、コギャル)】「でさー、この前の店ってどこだったけー?(ケータイで話中)」
【ルーキ(タキオン長男)】「・・・なんか高級すぎて、口に合わねぇな・・・」
【バーブ(タキオン次男、赤ちゃん)】「バブー、バブー。」


こうして、夜はどこまでも暮れていった。

それを陰から見つめるのは、さっきの女。
【???】「ふう、良かった。
      さて、明日にでもアイツを引っ張って帰るかな。」

そう言い残すと、夜の街に消えた。

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(※高校に入学・・・リアルでは中退してますがw、この世界では無事通ってる事にしておいて下さい。)

このページについて
掲載号
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
ページ番号
10 / 11
この作品について
タイトル
失踪したチャオを追え!決死の大捜索!?
作者
ホップスター
初回掲載
週刊チャオ第42号
最終掲載
週刊チャオ聖誕祭記念特別号
連載期間
約3日