一枚目

私の名前はアヤ
プロのカメラマンを目指してるのそれもチャオを撮るカメラマン

今までチャオカメラマンと言うと、ガーデンの中で写真を撮ることしか出来なかったんだけど、最近では3時間までならチャオが出掛けても健康には問題はないと言うことがわかったことで出掛けて写真を撮れるようになった。
でも3時間という短い時間なので、外とはいえほとんど近所の公園などでしか撮影出来ないのが現実
でも今日は撮影時間が少なくなるけど、少し遠出して小川の流れる小さな森に相棒のフォトと撮影しに来た。
フォトは私が一番最初に出会ったチャオ、何度も転生してるけどかれこれ10年の付き合いになる
今日はそのフォトを連れて撮影に来たんだけどいつもは木に登ったり空を気持ち良さそうに飛ぶのに・・・
今日は最初は確かに自由に楽しんでたのに私がカメラを向けるとこっちを気にして写真を撮れる状況ではない
カメラを気にする子じゃないのにどうしたんだろう?
何かしてほしいの?
そうだ!「フォト、今度のコンテストで賞を取ったらフォトの好きなものを上げるから、今日はモデルをして」
こう言うとフォトは私の言ったことがわかったのか
瞳を輝かせて色々なポーズをとってくれて、フォトが楽しそうにしている写真が撮れた。
これは今までで一番フォトが輝いていた写真だ

あまりにもいい写真が撮れるから、私は夢中で写し続けたため
チャオの外にいれる時間の3時間を少しオーバーして家についた、その後フォトを保健室に連れていき健康状態を調べてもらった
「少々疲れているだけで健康には問題ないですよ、休ませてあげてください。」
私はホッとしてフォトをチャオガーデンに戻して、すぐ暗室に向かい今日撮った写真を現像した。
そして出来たネガをプリントすると、だんだん印画紙にフォトの画が浮かび上がってくる。
その画を見ると撮った時よりも、もっと素敵に写っていてびっくりした、私は(是ならコンテストで賞が取れるかも)と思い発表作表を決めた。


~コンテスト初日~

今日のコンテストの賞は当日発表で会場に行くまで分からない。
私はドキドキしながら会場についた、そして会場のドアを開いて中に入ると
いきなり私の写真が飾られていた!
何か賞が取れたのかも!?
私は賞の名前を見た
「!」
最優秀賞だった、私はなにがなんだかわからなり声も出ない状態になりそのまま家に帰った
家につくとチャオたちが出迎えてくれた、そしたらなんかスゥーっと落ち着いた
そしてあらためてチャオたちに賞のことを報告した。
するとチャオたちは楽器を取り出してきて
演奏会がはじまった
「みんな、ありがとう!今日は本当にサイコー」
この日は夜までチャオたちと遊んだ。


次の日朝起きると電話が来た、すると出版社からの電話だった
なんとコンテストで私の写真を見て、他の写真もよければ写真集を出してくれると言う話しだった。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第116号
ページ番号
1 / 7
この作品について
タイトル
写真
作者
レオガ
初回掲載
週刊チャオ第116号
最終掲載
週刊チャオ第133号
連載期間
約4ヵ月14日