☆★☆遺伝子★☆★
シャドウ達は、通路を渡りきった。
そこは、周りがグレーのドームのような場所だった。
少し涼しさを感じるくらいの温度で、壁と床は冷たくなっている。
床は、タイル。壁は鉄のようだ。
しかし、シャドウ達にその風景は映らなかった。
シャドウ達の前には、大きいドラゴンがいたからだ。
体は赤く、目は黄緑に輝き、片目に大きな傷をおっている。
それに、真紅の体には、所々に緑色の斑点(はんてん)や、黒い色が混ざったりしている。
ドラゴン「ギャアアアアアアアオ!!!」
???「よく来たな、お前たち。」
ドラゴンの隣には、真っ黒なフードを被ったチャオらしき者がいる。
シャドウ「お前は誰だ?」
???「おっと失敬。私は、バイオドラゴン様の言葉が分かります。その内容を貴方たちに伝える役のような者です。」
シャドウ「僕達は、そのバイオドラゴンを倒しに・・・・・・・・滅ぼしに来た。巻き込まれない内に消えろ。」
???「私もそう簡単には巻き込まれませんのでね。気にしないでください。」
マッスル「どうなっても知らねぇけど、このドラゴンを倒せばいいんだな。」
ラルド「でも、そう簡単には倒せそうに無いね。」
シャドウ「そうだ・・・・・・が、僕達は倒さなければならない。行くぞ。」
???「おっと、ちょっと待ってください。」
シャドウ「何だ?」
???「いきなりバイオドラゴン様が戦いに出るわけには行きません。」
マッスル「何言ってやがる。」
???「まずは、遺伝子の化身から行かせて貰いましょう。」
すると、フードを被ったチャオの前の影から、シャドウのようなチャオが出てきた。
しかし、体のあちこちに変色した跡がある。
シャドウ「僕の分身か?いや、遺伝子を使ったんだな。」
???「そのとおり。シャドウ、貴方の遺伝子を使い、コピーさせてもらいましたよ。さあ、まずは自分と戦うが良い!」
続く