☆★☆撃破、復活★☆★

一人バリアを飛び出し、バイオドラゴンの方へ飛んだゼロ。

灼熱の炎がゼロを燃やす。

しかし、ゼロは負けない。

ゼロは、バイオドラゴンの目の前で剣を大きく振りかぶる。

ゼロ「これで、終わりだぁぁぁぁぁ!!!」

ゼロは、バイオドラゴンが悪の道へと進み始めようとした時ドラゴンがつけた目の傷を叩き切った。

バイオドラゴン「ギャアアアァァァァァ!!!」

バイオドラゴンは、苦しみながら消えた。

そう、バイオドラゴンを倒したのはゼロだった。

そして、バイオドラゴンが消えたとき、ゼロは倒れた。

シャドウ「ゼロ!」

シャドウ達は、ゼロのもとへ駆け寄った。

ゼロ「ぐぅ・・・・・・・・・」

ゼロの表面は、ひどく焼け焦げていた。

シャドウ「エイリア、水の魔法を!」

エイリア「分かった!」

エイリアは、ゼロの上に手をかざし、ゼロに水の魔法をかけた。

ゼロ「やめろ・・・・・・エイリア・・・・・・・・」

ゼロは、かすれた声を出すと、エイリアの手を止めた。

エイリア「えっ?」

その時、エイリアには見えてしまった。

ゼロの手。

バチバチと音を立てて、コードが飛び出ている。

ゼロ「そうだ・・・・・・・・俺は機械・・・・・・・水の魔法は効かないんだ・・・・・・・・・・・」

ゼロはかすれた声で喋りつづけている。

ソニック「ゼ、ゼロ・・・・・・お前・・・・・・・」

ゼロ「ただ機械が一つ、スクラップになるだけだ・・・・・・・それで世界が救えるなら・・・・・・・・俺は・・・・・・!」

ゼロは、目を瞑った。

ソニック「何言ってんだ、ゼロ!俺と勝負するって約束しただろ!」

ソニックの目からは涙があふれ出ていた。

ゼロ「大丈夫だ・・・・・・・・俺はまだ死なないさ・・・・・・・・ただ・・・・・・しばらく休ませてくれ・・・・・・・・・・・」

シャドウ「ゆっくり休め・・・・・・・ゼロ・・・・・・・!」

その時、シャドウ達の後ろに???が現れた。

???「やられてしまいましたねぇ・・・・・・・・バイオドラゴン。」

シャドウ「貴様・・・・・・・」

シャドウは、小さく怒った口調で言った。

???「でも、まだ私も負けてられませんね。」

???は、フードを脱ぎ捨てた。

シャドウ達は驚いた。

そこに立っていたのは、ダークブラックカオスだった。

DBC「私の野望は終わって無い・・・・・・・・・行くぞ。バイオドラゴン!」

すると、DBCは消えた。

ギャアアアアアアアアアアアアアアアオ!!!

宇宙の方から、とてつもなく大きい声が聞こえた。

重力球の壁がガラスになり、宇宙が見えるようになった。

おそらく、DBCが何かしたのだろう。

宇宙には、DBCと融合したバイオドラゴンがいた。

DBCの体のように、黒い半透明の液体状となったバイオドラゴン。

シャドウ「奴は全宇宙を破壊するつもりだ!速く倒さないと!」

ソニック「ゼ、ゼロは・・・・・・・・」

ゼロ「俺は気にするな・・・・・・・・・行って来い・・・・・・・二人とも・・・・・・!!」

その時、チャオ星から全てのカオスカードが飛んできた。

シャドウ達の心の中で、話し掛けてくるチャオがいる。

ウィップ(復興作業が終わりましたので、全賢者の封印を解きました!頑張ってください!!)

チャオ星から心に話し掛けているのは、ウィップだった。

ウィップの周りには、他の兄弟がウィップに気を送っていた。

バスター「頑張れよ!ソニック!シャドウ!!」

他の兄弟からも力を分けてもらって話し掛けているらしい。

シャドウ「ソニック!」

ソニック「ああ、シャドウ!」

二人は光に包まれ、宇宙に瞬間移動した。


続く

このページについて
掲載号
週刊チャオ第152号
ページ番号
75 / 80
この作品について
タイトル
シャドウの冒険2
作者
ダーク
初回掲載
週刊チャオ第132号
最終掲載
週刊チャオ第157号
連載期間
約6ヵ月9日