第8章 8 鬼対鬼
????「お前に俺が倒せるかな?自分の息子を!」
マッチョ「俺が倒すのはお前の悪のみだ!」
マッスル「意味分かんねぇよ!」
マッスルは衝撃波を放った。
それをマッチョは衝撃波で相殺させた。
ラルド「・・・・・・・あれがマッスル?」
ラルドはシャドウに聞いた。
シャドウ「・・・・・・・あぁ。」
ラルド「これじゃあ勝てないね・・・・・・・・・・」
シャドウ「・・・・・・・・あぁ。」
ナイツ(え?)
マッスルとマッチョの衝撃波の打ち合いが始まった。
しかし、全て相殺している。
マッチョ「ちっ、気烈はめ・・・・・・・・・」
マッスル「遅いな。」
マッスルは、マッチョの懐(ふところ)にしゃがみこんで入ってきた。
マッチョ(くそっ、遅かったか!)
マッスルは、しゃがんでいるところから、ジャンプしながらアッパーをしてきた。
マッチョは、のけぞって避けた。
しかし、アッパーの衝撃で天井がベコン!とへこんだ。
マッチョはバック転しながらマッスルから離れた。
マッチョ「あんなの食らったら、ひとたまりもねぇな。」
マッスル「俺の技の中でも、弱い方だぜ?アッパーは。」
マッチョ(嘘だ・・・・・・・・アッパーはマッスルの得意技・・・・・・・くっ、誰が取り付いているんだ!)
マッスル「考える暇なんて無いぜ!」
マッスルは、マッチョをラリアットで倒し、首を絞めた。
マッチョ「うぐ・・・・・・・」
マッスル「死ね・・・・・・・・・」
すると、マッチョがかすれた声でマッスルに話し掛けた。
マッチョ「おまえは・・・・・・・・そんな奴じゃ・・・・・・・ない・・・・・・・・・・お前に取り付いているの・・・・は・・・・・・誰だ・・・・・・・・」
マッスル「俺は俺だ。何も取り付いてなんかいないぜ?」
マッチョ「俺は・・・・・・・お前のような息子を・・・・・・・・天から授かって・・・・・・・本当に嬉しかった・・・・・・・・」
マッスル「!?」
マッスルは驚いた表情をした。
マッチョ「母さんは・・・・・・・・・もう死んじまったけど・・・・・・・・・・お前をずっと見ている・・・・・・・・・・」
マッスル「昔話しか?いまさらな!」
マッチョ「母さんは・・・・・・・死ぬ前に・・・・・・・・俺に言った・・・・・・・・【マッスルを頼むよ・・・・・・私もついているから、父さんもマッスルをいい子に・・・・・・・!】ってな・・・・・・・・俺も・・・・・・母さんも・・・・・・・お前を信じてる・・・・・・・・」
マッスル「やめろ!」
マッチョ「マッスル・・・・・・・・信じているぞ・・・・・・・・取り付いた奴なんか・・・・・・・・倒しちまえ・・・・・・・・!!」
マッスル「うおおおおおおおおお!!!!」
マッスルは、首を掴んでいる手を離し、立ち上がってマッチョをシャドウ達の方へ蹴り飛ばした。
マッチョはシャドウの足元に転がりついた。
そのマッチョの体はボロボロだった。
マッチョ「シャドウ・・・・・・・・」
シャドウ「・・・・・・・・」
マッチョ「俺の息子を・・・・・・・救ってくれ・・・・・・・!」
マッチョは涙を流しながら気絶した。
シャドウは歯を食いしばり、マッスルを睨みつけた。
シャドウ「お前を倒す・・・・・・・そして、救う!」
シャドウは、静かながら勢いのある口調で言った。
続く