第6章 再び 31 Bブロック 準決勝

フルード「さあ、Bブロック準決勝戦です!先ほどのAブロックのように、熱い戦いを演じてくれるか!?ブラッドVSメルです!さあ、どうぞ!」

ブラッド「お前の血も・・・吸ってやる・・・」

メル「ねぇ、それしかいえないの?」

ブラッド「俺は・・・ただ血を吸うだけだ・・・」

メル「あ、そう?」

ブラッド「ブラッド・シー・・・」

血の海になった。

メル「食らわなきゃいいんだよね。ドラグーンに変身!」

メルは、空へ飛んだ。

ブラッド「ライフ・ブラッド・・・」

なんと、血がメルに襲ってきた。

メル「フリージングリング!!」

血は全て凍った。そして・・・

ぱきいぃぃぃぃん!!

血は消えた。

メル「もうこれで、僕は負けないよ!」

ブラッド「これで・・・終わりだと思うな・・・必殺・・・異次元からの血龍(ちりゅう)・・・」

すると、空から血の龍が飛んできた。そして、ブラッドの横へついた。

ブラッド「あいつを・・・食え・・・」

血龍「ギャァァァァオ!!!」

メル「ダイヤモンドダスト!!」

血龍は、氷に包まれた。そして、身動きができない状態になった。

メルは、氷属性の刃を放った。

血龍「ギャァァァァァオ!!!」

血龍は、真っ二つになった。

ブラッド「再生しろ・・・また食え・・・」

血龍は復活して、また襲い掛かってきた。

メル(あと、技は三回しか打てない・・・)「そっか!本体を倒せばいいんだ!!」

ブラッド「血龍よ・・・俺を守れ・・・」

血龍は、ブラッドを包み込んだ。

メル「これで攻撃したら、食べられちゃう!」

ブラッド「どうする・・・」

メル「こうなったら・・・蒼海龍!!」

ブラッド「何・・・?」

足場は全部氷になった。そして氷の下は海だ。

メル「決勝戦にとっておきたかったけど、もう使っちゃう!」

海の中には、一匹の海の龍がいた。そして、氷を突き破った。

ブラッド「くっ・・・」

その龍は、渦潮を作り、ブラッドを巻き込んだ。

ブラッド「・・・」

メルは、ドラグーンから戻った。

メル「僕は・・・」

メルは悲しそうな顔をして、震えていた。ブラッドは窒息死していた。

メル「うぅ。ごめんね。ブラッド・・・」

地獄のブラッド「俺は・・・死んだのか・・・?メルよ・・・お前は、本気で戦ってくれた・・・ありがとう・・・・・謝ることはない・・・」

メル「本当はね、チャオが死んでいくの見たくない・・・」

ブラッド「見たくないなら、見なければいい・・・目をつむって、見なかったことにすればいい・・・俺の分も・・・がんばってくれ・・・」

メル「分かった。ありがとう」

フルード(あんまり刺激しないほうがいいか・・・)「メル選手、Bブロック決勝進出。がんばってください。」

メル(僕はブラッドの分も・・・!)

このページについて
掲載号
週刊チャオ第119号
ページ番号
70 / 161
この作品について
タイトル
シャドウの冒険
作者
ダーク
初回掲載
2004年4月15日
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約4ヵ月23日