第6章 再び 8 スピアとの修行 シャドウ編

スピア「私は槍と風と気をメインにしている。シャドウに教えられることがあったら、言っていくぞ。」

シャドウ「槍のことだ。槍はどう振れば、威力が上がるんだ?」

スピア「どう振るとかじゃない。気合を入れて、本気で振るんだ。ヤケになって適当に振っても、槍は言うことを聞いてはくれない。」

シャドウ「そうか・・・槍の意思を考えろということか・・・」

スピア「その通り。ほかには?」

シャドウ「気のコントロールを教えてくれ。僕はさっきから、挑戦しているんだが、この中に空洞の空いた木の中で、気を一箇所に集め、それをいっきに爆発させる、と言うのを考えているんだが・・・」

スピア「分かった。やってみる。じゃあこの気にしよう。んん~・・・はあっ!」

ばあん!!

木は破裂した。

シャドウ「すごいな。僕も一度やってみよう。ん!・・・・・はあっ!」

ばあああああん!!

木はバラバラに吹っ飛んだ。

スピア「やっぱりシャドウはすごい・・・見ただけで真似るとは・・・真似るだけじゃないな。パワーアップしている。」

シャドウ「僕は・・・」

スピア「究極だ。君は究極としか言いようがない。」

シャドウ「そうか・・・」

スピア「私の技を、どうにかして破ってみろ。」

シャドウ「分かった。」

スピア「残像ランス3連!」

すると、1つの槍を速く動かし、残像のスピアを突いてきた。

シャドウ「はっ!」

シャドウは、気を手に集中して、スピアを防御した。

スピア「防御も完璧だ。もう暗い。洞窟で寝るか。」

シャドウ「ああ。」

2人は、洞窟へ入った。すると・・・

ぐらぐらぐらぐら!がらがらがらがら!

スピア「崖崩れか。バリア!シャドウはどうする!」

シャドウ「ふん・・・はぁっ!」

どん!!!!!

崖は完全に崩れた。

スピア「シャドウ!どこだ!」

シャドウ「僕は大丈夫だ。あの瞬間、気のバリアができたんだ。」

スピア「やっぱり、お前は究極だ。」

シャドウ「・・・もう暗い。寝よう。」

スピア「ああ。」

こうして次の日も修行が続いた。

そして大会当日・・・

シャドウ「じゃあ、行くか!」

スピア「私はシャドウと戦いたい。私とあたるまで負けないでくれ。」

シャドウ「僕は負けない。そして、スピアに勝つ。じゃあな。ここで分かれよう。」

スピア「がんばれよな。」

シャドウ修行編 完

このページについて
掲載号
週刊チャオ第117号
ページ番号
47 / 161
この作品について
タイトル
シャドウの冒険
作者
ダーク
初回掲載
2004年4月15日
最終掲載
週刊チャオ第131号
連載期間
約4ヵ月23日