「作戦名エイチ」
「Project H(------)
歴史を良く知り、過去に学ぼうとする懐古主義の副産物。
彼らは頭が固い。なんとか、この一件を失敗に持っていこうとしたが失敗。
五人の人生を左右することになり、我々はこれが発覚したら下級地にまで下ろされる。
結論としては、ヴァーチャルは成功していた。これ以上にない成功だ。
決められていたシナリオをただただ実行するだけ。失敗したら、死ぬ。
簡単に言うが、失敗の定義がしっかりしていなかった。数名はシナリオを完全に実行しながら死んでいった。
近いうちに、我々は研究所ごと死のう。
新しい未来を目指し、そうして生まれた技術の手によって…
我々は知るべきである。
道しるべ。
それを知る手段を厭わないとはいわない。
だが、制限はしてもいいだろう。
これは狂っている。
しかし、我々は知っている。
エイチには続きがある。我々の手で行わなくてはいけない。
だから我々は知っている。
このループが、今の時代に追いつけばゴールなのだ。
そもそも、あなたがこのプロジェクトを提案しなければよかった。
一週間後、研究室に伺います」