第十一話 ページ4
跳ね飛ばされるキャラチャオン達。
「くっ。も、もう一度いくちゃお!」
そう叫ぶテイルスチャオですが、あまりのダメージに立ち上がることが出来ません。
「こ、ここはいったん引くちゃお。」
倒れながらも冷静に、ツヤツヤシャドーチャオが提案します。
テチャ「お、お友達を見捨てるちゃおか?」
ナチャ「こ、このままじゃあ、みんなゲットされちゃうちゃお…。」
テチャ「で、でも…。」
ツヤソ「あの、チャオボールちゃお。」
他四匹「ちゃお?」
ツヤソ「あのチャオボールにイインチョウ達は操られてるちゃお。」
エチャ「わ、わかたちゃお。あのチャオボールを奪うちゃおね。」
ツヤソ「ああ。だからいったん引いて、体勢を整えるちゃお。」
テチャ「で、でも…。いったんとは言え、イインチョウ達を見捨てるちゃおか?」
ツヤソ「テイルスチャオ、分かれちゃお!」
ツヤシャ「テイルスチャオ、これしか、これしかないんちゃお!」
テチャ「ぐすっ…。ぐすっ…。」
ナチャ「テイルスチャオ!」
テチャ「ぐすっ…。ぐすっ…。」
キャラチャオン達がもめてる間にも、オモチャオに操られたカオスチャオ達はのっしのっしと近づいてきます。
エチャ「テイルスチャオ、みんなもつらいんちゃお!」
テチャ「ぐすっ…。ぐすっ…。」こっくり。
ツヤソ「じゃ、じゃあみんな、一旦バラバラに逃げるちゃお。」
ツヤシャ「落ち合う場所は、パンプキンのお山ちゃお。」
他四匹「こっくり。」
ツヤソ「あ~!あれはなにちゃお?!」
イインチョウとイインチャウとオモチャオは、ツヤツヤソニックチャオの指差す方向に目を向けます。
しかし、そこには何もありません。
その三匹がキャラチャオン達に視線を戻した時、そこにキャラチャオン達は、いませんでした。
つづく。