表紙


 ☆

【ふうりん】「投書の紹介です。『ネタがあっても広がりません。どうしたらいいですか?』」
【チャピル】「んー? 別に広げなくてもいいのでは・・・?」
【ふうりん】「・・・どういう意味ですかそれは」
【チャピル】「だから、ネタがあるなら単発ネタとして、それだけで出してもいいんじゃないかと思うわけです。
       あえて余計なものをごちゃごちゃつけないほうが、洗練された感じになるかもしれないじゃないですか」

【ふうりん】「チャピルさんの言う『ネタ』は、この方の言う『ネタ』と、少し違っている気がします。
       この投書の文脈で行くと、きっと、物語の導入部分を思いついたということなんじゃないですか?」
【チャピル】「ああ! そういうことですか! とすると、ええと、先週の表紙で、似たような話をしてませんでしたっけ?」
【ふうりん】「取ってきましょうか?」
【チャピル】「よろしくおねがいしますー」

(数分後、先週の週チャオを手に戻ってくるふうりん)

【チャピル】「『これらに一つ一つ疑問を投げかけ、その答えをパズルの如く組み合わせていく事こそが、世界観の構築なんです』
       なんか先週のチャピルはかっこいい!!」
【ふうりん】「自画自賛しないでください・・・で、今回の投書にも、その答えは当てはまるわけですか?」
【チャピル】「物語の導入ができているなら、それを広げる方法は、大きく言って2つですよね。
       一つは、ネタを足していくこと。もう一つは、世界観を構築しつつ、糸口を探すこと。
       例えばチャオだけに魔法が使える世界があったとして、どんなところに問題が発生しますか?
       また、その問題を解決するのに、どのような手段が考えられますか?
       『正義の反対はまた別の正義』という言葉がありますけど、複数の解決作がある場合に、それらが衝突するのは明らかです」

【チャピル】「って、るるかるふうりんの時は、こんな感じで何とかけりをつけましたよ!」
【ふうりん】「だから、その名前は出さまいと・・・!!」
【チャピル】「きゃー」

※チャピル・・・人間です。誤解されないように言っておくと、週チャオの編集長などではありません。
※ふうりん・・・チャオです。設定がややこしいので、先々週の週チャオを見てください。
※かいろ・・・オモチャオです。しばらく外国に行くとか言って去っていきました。

【チャピル】「それはさておき、かいろくんが長期間表紙に来ないそうですよ」
【ふうりん】「相変わらず、もうちょっと説明が欲しかったんですが・・・行ってしまったのでは仕方が無いですね・・・」
【チャピル】「代わりとして、どこかからボケキャラ人員を調達したいところであります」
【ふうりん】「チャピルさんがやればいいじゃないですか」
【チャピル】「一部の人には面白いんですか、それって?」

【チャピル】「希望としては、誰か編集部員の人を呼び寄せて、表紙で喋ってもらえたら楽できていいんですけど・・・
       もちろん、編集部員とは、全ての週チャオ作家、読者、ここを見ている皆さんのことを言っているのです」
【ふうりん】「表紙に出たい編集部員の方なんていらっしゃるんでしょうか?」
【チャピル】「さー? でも、言うだけなら、やってみてもいいんじゃないですか?
       表紙人員急募ですよ! 別にボケキャラでなくとも構いませんよ!!」

▼週刊チャオとは▼
チャオBBS内で、自分の考えたチャオに関する小説などを、みんなが書き込むツリーのことです。
週チャオに小説を載せるのには、何の資格も要りません。
また、小説以外にも、詩、俳句、歌など、文学作品なら何でもOKです。

なお作品への感想は上の「感想・伝言ツリー」へお願いします。

【チャピル】「とかいう話を広島行きの前にしていたところ、なんか都合のいいやつが捕まりました」
【ふうりん】「なんと! というか誰なんですか、これ?」
【キョーバ】「キョーバです☆」

【ふうりん】「なるほど、名は体を表すって言いますもんね。これは確かに、いいボケキャラ」
【チャピル】「最近はこういうキャラが流行ったりするのかなー、なんて思ったりしてます」
【キョーバ】「・・・ちょっと待て! こんなの、想い描いていた表紙と違う!!!」
【ふうりん】「と、仰っておられますが?」
【チャピル】「まー、仕方が無いんでない?」

【チャピル】「第一に、キューバ君は設定薄すぎてイマイチ絡みづらいです。
       第二に、不遇なキャラというのはいままであまり扱ってなかったので、距離感量り損ねてます」
【ふうりん】「たしかに、向こう側とこちら側で、なんだか温度差ありますもんねー」
【キョーバ】「ふうりんさんに直に言われると傷つくなぁ・・・」

【チャピル】「まあ、要するに言いたいのはこういうことです。スマさんありがとう」
【キョーバ】「感謝されたら設定を書かなければならないということだ。分かったらさっさと書け」

【ふうりん】「・・・ゆっくり頑張れよー」

※スマさん・・・シリアス描写とギャグに定評のある、第二期を代表する作家の一人。
※キョーバ・・・設定が無いので、謎です。

このページについて
作者
チャピル
掲載号
週刊チャオ第334号
ページ番号
346 / 369
この作品について
タイトル
表紙
初回掲載
祝!復刊!週刊チャオ第1号
最終掲載
週刊チャオ チャオ20周年記念号
連載期間
約16年9ヵ月17日