=【炎の世界編】=第16話

前回のあらすじ

フレアスの意識はまだ戻らない。
だが、フレアスの体に異変が起きた。
炎が噴き出しているのだ。
そしてその炎は形を形成していった・・・。


「ナイトメアだ!」
ファントムが叫ぶ。
「ナイトメア?何だそれ?」
「ナイトメアと言うのはチャオの心に寄生する生命体だ。
そのチャオの心の闇が大きいほど強大になる。
そして寄生したチャオの能力によって姿を変える・・・!」
フレアスから噴き出した炎は完全に形を作り終わった。
その姿は「異形」の一言に尽きるものだった。
目は蛇のごとく鋭く、牙があり、角があり、手は四本もある。
その手には指は三本しかなく、その先には鋭利な爪が光っている。
そして身長は3mほど、チャオの十倍ほどだ。
体は以前のフレアスのように燃え盛っていた。
二人がその異形に圧倒されていた時、チャルガがやって来た。
「チャルガ!一体どこへ行ってたんだ?」
まだ驚きの残っている顔でビーチャルは聞いた。
「よくわかんないけど、
とりあえず街の人に聞いてここまで・・・!?な、なにそれ!」
それとはナイトメアの事らしい。
「ナイトメアっていう奴らしいけど・・・。」
「そういえば僕、能力もらったよ!」
「え、ええっ!?」
これには三人とも驚いた。
「一体どうやって・・・。」
「なんか祭壇みたいなとこ行ったら、変な声が聞こえてきて
能力をくれるとか言ったから・・・。」
ファントムは少し考え込んでいた。
「それはガルガン神の祭壇だろう。この国にはそれしかない。」
「ガルガン!?」
今度はチャルガが驚いた。
「その名前の人に会ったよ僕。」
「!?」
「お前神様に会ったのか!?」
ビーチャルが少しバカにしたような口調で言った。
「嘘じゃないよ!
確か「ウィンドルフ=ガルガン」って言ってた。」
「その話は後にした方がいいらしいみたいだな・・・。」
怯えたような話し方でチャルガは言った。
その視線の先にはナイトメアがあった。
ナイトメアはさっきまで目を閉じていたが、今は開いている。
「来るぞ・・・・・・!」
突然ナイトメアが消えた。
「どこへ行った?」
いままでナイトメアがいた場所にはフレアスしかいない。
チャオルカは辺りを見回しているが、ナイトメアはいない。
「どこだ・・・!?」
「スベテヲマッショウスル・・・。」

ナイトメアはいた。

チャオルカの真後ろに。




ツヅク

このページについて
掲載号
週刊チャオ第39号
ページ番号
16 / 41
この作品について
タイトル
パラレル・チャオ・ワールド
作者
ドロッパ(丸銀)
初回掲載
2002年10月7日
最終掲載
週刊チャオ第86号
連載期間
約1年19日