=【炎の世界編】=第7話

前回のあらすじ

ホムペクリック!

ビーチャルが能力に目覚めて少しして3人が来た。
「ビーチャル!」
真っ先に家に入ってきたのはチャオルカだった。
「ファントム、この子を試したのか?」
ビターが聞いた。
「ああ、大当たりだったよ。君と同じ木の能力さ。」
「ではそこの二人も見てやってくれないか。」
「いいよ。」
ファントムは快く受け答えた。
「では、まずチャオレカ君だっけ?」
「チャオルカですよ。」
ビーチャルが答えた。
「あ、すまん。どうも名前覚えるのは苦手で・・・。
それはともかく、手を出してごらん。」
チャオルカは何をするのか分からないが、とりあえず手を出した。
「目覚めよ!この者の力よ!!」
ファントムがそう叫ぶと、チャオルカは黄金の光に包まれた。
しかし、ビーチャルのときと違って光は消えずに、
むしろ大きくなってゆく。
「な、なんなんだ?」
チャオルカ自身も戸惑っている。
光はとどまる事を知らず、どんどん膨大になっていく。
そして光ははじけた。


・・・10分後。

「いって~。」
まず最初にビーチャルが起きた。
「こ、これは!?」
ビーチャルが驚いた理由、それはこの辺一帯が消し飛んでいる事だ。
しかし、チャオ達はなぜか無事だった。
ほかの者は気絶しているようだ。
「あれ?ファントムさんとビターさんは?」
なぜかその二人はいない。
「お~い、ファントムさ~ん。」
ビーチャルが叫んだ。すると、
「私に何か用ですか?」
と、またいきなり後ろから現れた。
「うわっ?おどかさないでくださいよ~。」
「ごめんごめん。ちょっと報告に行ってたもんで。」
「報告?」
ビーチャルは聞いてみた。
「ああ、報告さ。騎士団候補の。」
「騎士団?」
「その事はあとで説明するよ。今は二人を町へ運ばなくちゃ。」
「そうですね。」
チャオルカは本気で気絶しているようだが、
チャルガからは寝息が聞こえてくるような気がした。

そして、ビーチャルはチャルガを蹴り起こし、
チャオルカを担いでファントムと町へ向かうのだった。

つづく



戦闘シーンが少なくてすみません。
退屈な小説でしょうが、できれば全部読んでほしいです。
そのうち戦闘がいっぱい出てくると思いますので。

多分・・・(殴

この小説につっこみがありまくる人は感想くださ~い。

このページについて
掲載号
週刊チャオ第33号
ページ番号
7 / 41
この作品について
タイトル
パラレル・チャオ・ワールド
作者
ドロッパ(丸銀)
初回掲載
2002年10月7日
最終掲載
週刊チャオ第86号
連載期間
約1年19日